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【子育て・教育】職場のコミュニケーションを促進。仕事と子育てをつなぐ対話〜福井県庁fika導入〜

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」を目指して活動しています。自分の使いたいように、自由に使える時間があることが「しあわせ」につながると信じています、家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等。そうした時間を住民が毎日「+1時間」得られるまちをつくる。政治により生活を効率的に、豊かに楽しくすることで毎日1時間の余裕と自由を生み出すことを目指しています。

私、ひるた浩一郎は、子育て・教育施策において、子育てしているママ・パパの現役世代の対話の場も重要だと考えています。

こちらのnoteでも書いたように、子育てで孤立・孤独することがとてもつらい現状があるからです。


職場で現役世代が対話できる場…fika(フィーカ)

福井県が、「県庁フィーカ(fika)」と名付けた新しい取り組みを導入し、女性職員がキャリアや子育てに関する悩みを気軽に共有し、相談できる環境を作りました。


このプロジェクトは、仕事と家庭の両立の不安解消や職員のモチベーション向上を目指し、スウェーデンの休憩文化「fika」からインスパイアを受けています。

最初のセッションでは、異なる部署の育児中の女性職員9人が参加し、鷲頭美央副知事をゲストに迎え、子育て支援やキャリアアップに向けた学習時間の確保方法などについて話し合いました。

ニュースのポイントは以下の3点です:

  1. 「県庁フィーカ」の導入により、女性職員のキャリアや子育ての悩みに対する相談が容易になる環境が提供されました。

  2. この取り組みは仕事と家庭の両立の不安解消と職員のモチベーション向上を目指しています。

  3. 会議では育児中の女性職員と地域のリーダーが集まり、子育てやキャリア開発に関する共通の課題を話し合いました。

タバコ休憩とは何がちがうの?

会社で働く中では、昼休憩のほかに休憩時間を設けている会社もあります。就労規則等で何時間以上の労働においては休憩を定める必要があるためです。

そんななかで、スマホでゲームに興じることもいいとはおもいます。しかし、fikaのような対話を促進する場も重要だと私は考えています。

「え、日本でもタバコ休憩って昔からあったけど、何が違うの?」という方もいるかもしれません。

「タバコ休憩」と「fika」は、参加者の交流とリラックスを目的としている点では共通していますが、実施の目的や方法において明確な違いがあります。

タバコ休憩は主に個人的な休息や気分転換を目的とし、非公式かつ個人中心の活動となることが多いです。

一方、fikaはスウェーデンの休憩文化から着想を得たもので、社員間のコミュニケーションを促進し、特定のテーマや目的に基づいた意見交換を行う機会を提供します。fikaは組織文化の一部として形式化され、参加者が異なる部署や階層から集まり、共通の目的や問題に対する解決策を話し合う場となります

これにより、fikaは組織内のコミュニケーションと連携を向上させ、組織全体の効率と生産性の向上に寄与する可能性があります。これらの違いから、fikaは単なる休憩時間を超えて、より構造化されたコミュニケーションの機会を提供する重要な取り組みとなります。

生産性を向上させることと働き続けられる環境

現在、公務員でも離職率が高まってきています。とくに若い世代の離職率です。(私も岡崎市役所を8年間勤務後に転職しているので人のことを言えないのですが)

様々な要因があるにしても、こうした対話の場があることで、安心して働き続けられることにもつながります。

会社内での対話の促進が、離職率防止なだけではなく生産性向上等につながるためです。テレワークではなく会社に出社してほしい、ということを期待することのひとつでもあります。

様々なテーマで対話し、広げる

福井県庁の取り組みは、まずは「働く女性職員」でした。ここから更に様々なテーマでfikaが実施されていくとおもいます。仕事をサボっているわけではなく、安全安心な場の対話。雑談ではなく、対話だからこそ、施策づくりや制度のブラッシュアップにもつながる。

自分たちが対面している課題だからこそ、想像ではなく自分事として施策づくりに活かしていけるからです。

こうした流れは福井県庁だけではなく、どんどんと他の自治体や民間組織にも広上がっていくことを期待しています。fikaを導入したから残業時間が増えた、となっては本末転倒です。

だからこそ、DXや業務改革を続けることで、小さな改善と成長を重ねることで大きな成長に繋がっていくことができる。結果として、残業時間が減ったり、めんどくさい時間が減る。めんどくさい時間をしあわせな時間に変えることができる。

家族との時間、趣味の時間、学び直しの時間……自分が本当にしたいことに、時間をつかえるようになる。そんな「しあわせな+1時間を」過ごすことができる。

さぁ、共創だ!

サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!