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【まちづくり】住民のやりたい!を応援する制度の活用! やりたいを実現できるまちが未来をつくる

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」を目指して活動しています。自分の使いたいように、自由に使える時間があることが「しあわせ」につながると信じています、家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等。そうした時間を住民が毎日「+1時間」得られるまちをつくる。政治により生活を効率的に、豊かに楽しくすることで毎日1時間の余裕を生み出すことを目指しています。

私、晝田 浩一郎(ひるた こういちろう)は、「やりたい!」ができるまちかどうかが、住民から選ばれる重要な要素だと信じています。


応援する大人がたくさんいる

まちの人たちの「やりたい!」といったチャレンジ(挑戦)までいかなくてもトライ(試み)をたくさんできること。やりたい!を実現するためには、様々なまわりの応援や支援者が必要です。

色んな「応援」や「支援」には幅があります。「応援」はグラーデーションで、ガッツリからふんわりまで様々。1人だけでは何も実現できない。

私自身も岡崎市の康生通商店街で仲間とともに空き店舗を借りた"ここやる"において、多くの方に応援いただきました。康生通商店街の重鎮たちから表からもウラからも応援いただき、「批判の壁」になってくれたことがとてもありがたかったです。

「やりたい!」と思っている方はたくさんいます。しかし、実現するための「壁」を一つずつ超えていく必要があるため、途中で頓挫してアクションしきれない方も多いと聞きます。

「やりたい!」をやれるまちをつくるためには、「応援する大人がたくさんいる」ことが必要。

自治体の支援施策のそれぞれ

名取市(宮城県)「なとりこどもファンド」

名取市(宮城県)は、「なとりこどもファンド」という独自のまちづくり助成プログラムを展開しています。

この事業では、市内に在住または通学する18歳以下の子どもらが構成する団体が地域や学校を活性化させるプロジェクトを提案し、選ばれた団体に最大10万円が助成される。特筆すべきは、審査員も子どもたちであり、彼らが独自の基準で助成の可否を判断する点です。

プロジェクトは2017年と2018年に、建設会社「西松建設」が基金を創設して始まり、その後市が引き継いで継続。審査会では、毎年12人の子ども審査員が5つの基準に基づいて助成を決定。これまでに50団体が助成を受け、ごみ拾いや防災食の開発など多様なプロジェクトが実施されています。

この取り組みは子どもたちの自主性と主体性を高め、未来の地域づくりの担い手を育成する目的があり、持続性のある事業と評されています。市の担当者や市長も、このプログラムが地域にプラスの影響を与え、継続的に成功していることを評価しているとのことです。

海士町(島根県)「未来共創基金」

島留学の隠岐島前高校で有名な海士町(島根県)は、まちづくり活動の取り組みでも先進的です。「未来共創基金」もその一つです。

海士町未来共創基金

島の未来を創る熱量に、「今」投資をすること。それによって、魅力・活力ある仕事や役割が創出され、人材が島に還流し続ける。このビジョンの実現に向けて、島民や海士町を応援してくださる方々と共創し、これを資金・経営面から支えるために「海士町未来共創基金」を設立することとしました。申請条件は2つ。海士町の未来につながること。そして下限500万円という基準です

一般社団法人海士町未来投資委員会ウェブサイト

ふるさと納税で集まったお金を基金として、新たな挑戦を応援する制度。

税収外収入の有効な活用方法のひとつです。どういった事業が採択されているかなど、海士町未来共創基金noteにまとめらているので、参考に!

西川町(山形県)「すっだいを実現できるまち」

西川町(山形県)では、「みんなのすっだいことを実現する」ために、町長自らがオープンチャットで地域の方と関わりながら個々の夢を応援し、実現できるフィールドを用意しています。

アウトドアサウナや自治体初のNFT活用をするなど、様々な「すっだい!(やりたい!)」がはじまっています。

岡崎市(愛知県)「チャレンジ100」

岡崎市(愛知県)は、2016年7月に市制100周年を迎えています。私が、岡崎市役所の公務員として働いている時に100年を迎えたこともあり、とても印象的でした。

市民のやりたい!を募集し、それに対して岡崎市がお金を交付して様々なプロジェクトが実現していきました。

気をつけるべき「補助金依存の悪循環」

様々なプロジェクトが実現されていくために、「お金どうするんだ」問題が出ます。

上記であげた取り組みは、私自身とてもステキだとおもいますし、いろんなまちに展開されれば良いなとも考えています。

一方で、気をつけねばならないのが「補助金依存の悪循環」です。

補助金をもらうために事業をし続ける、補助金がないと事業ができないとクレームをつけてだらだらとゾンビプロジェクトが存在し続けることです。

木下斉さんのnoteがとてもわかりやすいので、ご参考ください。

心理学でいうところのアンダーマイニング効果に近いのかなと感じます。最初は「やりたい!」だったのに、だんだんと目的というか軸が変わってくる…。

アンダーマイニング効果とは、達成感や満足感を得るために行っていたが報酬を受けた結果、「報酬を受けること」そのものが目的になり、結果として本来の内的な動機が失われてしまう心理状態のこと。

アンダーマイニング効果とは?例、エンハンシング効果

補助金以外にもある自治体の支援

私も、大小様々な取り組みをしているなかで、お金どうするんだという問題にぶち当たってきました。直近だとソラミシネマ…野外シネマ上映をする時のお金です。

自治体の予算を使わずに実現することができました。様々な協力していただいた企業や団体の皆様のおかげです、本当にありがとうございます!

補助金は使っていませんが、岡崎市観光協会のウェブサイトに掲載して告知していただいたり、市の公共資産である岡崎公園を活用できたり、その他にも色々と支援がありました。

このように自治体の施策として補助金を出すだけが支援策ではありません。それ以外の取り組みの支援の方法がたくさんあります。

色んな制度や仕組み・座組だけではなく、自治体職員が前向きに一緒になって考えてくれることや前例がなくても一緒になって実現に向けて動き出すこと。

個人に矢印が向いた「やりたい」よりも、まちや社会に矢印が向いた「やりたい!」を前向きに支援や施策があることが、これからのまちや未来をつくる。

自治体職員が前向きに、ポジティブに市民活動や市民のやりたいことを実現するために一緒に考えてくれることで、たくさんのアクションが増えることで、市民が「しあわせな+1時間を」過ごすことができるように。時間をつくるだけではなく、時間を活かす。

自治体だけ、企業だけ、市民活動だけではなくそれぞれの強みを活かす。

さぁ、共創だ!

サポートありがとうございます! プレッシャーいただけたと感じてがんばっていきます!!