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詩と小説

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ぽつりぽつりと落ちた言葉を集めては歩く。 かたりかたりと睡魔の声で紡がれる物語。
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#日記

透明な妹と、透明な私

私には透明な妹がいる。
姿は見えないし、何歳なのかも分からない。
ときどき、名前や存在を忘れてしまうことさえある。

ただ確かなのは “ 妹が最近産まれた ” ことだけ。

いつの日にも “ 最近産まれた ” と思っているせいで、今でも妹を0歳だと思ってる。
でも、もしかして、もう幼稚園に上がるくらいにはなったのだろうか?
それともまだ、言葉も覚束無いよちよち歩きの女の子なのだろうか。

他にも一

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詩のような文体で書く日記1

体調を崩して寝込んで、睡眠バランスが崩れちゃった。
最近は毎日、ぼうっと眠れぬまま朝を迎えて、日の光と君の声に安堵して夢に落ちたの。
眠りが浅いから久しぶりにたくさんの夢を見られて、それは幸せな目覚めだった。
夢って映画を観るようで、歌声を聴くようで、小説のページを捲るようで、好き。
でも体に良くないのもわかってて、だからまた、ゼンマイを巻きなおさなきゃいけないね。

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隣のテーブル

「まま ストレートってなに?」
「クッキーのこと?」

「紅茶」

ただそれだけの短い会話。