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メーカー就職のポイントと、AI分析結果

以前こちらのオープンチャットで取ったアンケートにて、最も興味関心が高かった「メーカー」での就職について、企業分析AI「AiMi」で分析してみました。

※MIT博士号のデータサイエンティストが開発:企業分析AI「AiMi」が搭載された就活マッチングサービス「MiRAVEL」についてはこちら


気になるAI分析の結果は…!?


早速ですが、AIがメーカーの満足度を分析した結果を表にしてまとめてみました。

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この分析結果から、次のようなことがわかりますね↓↓↓

●メーカー全体でみると、給料満足度が高く、スキル/成長満足度が低い。
●よく比べられる業界ですが、食品よりも日用品・製薬業界の方が全項目でスコアが高い
●自動車・機械メーカーはワークライフバランス満足度が高い。

上記の結果も踏まえて、メーカー就職を検討する際のポイントを解説していきます!


メーカー就職のポイント①_生涯年収は高い(これまでは)


AIの分析結果からも分かる通り、給与の満足度は他業界に比べて比較的高いです。製薬業界の給与が高いことは有名ですが、そうでなくても全体的に満足度が高いのはなぜか。それは日本の大手メーカーが、比較的年功序列・終身雇用的な文化が残っている点にあります。

例えば30代だけで比べると金融業界や高成長ベンチャーの方が平均給与が高かったりもしますが、金融業界は40~50代で関連会社に出向になって給与が激減することも珍しくなく、ベンチャー企業も定年まで勤めあげることはまれなため、「定年までの生涯年収」で比べると、メーカーは意外と悪くないんですよね。

「将来先々まで安定して給料が上がっていきそうだ」という安心感が、給与満足度のハイスコアに繋がっていますね。年功序列のいい面だと思います。

逆に、「実力主義で、下がる時があってもいいから上がる時はガツンと年収あげたい」といったタイプには合わないかもしれません。

ただ、上記はあくまで「これまでの」話です。

過去には世界的な存在感を誇った日本の大企業メーカーも、昨今アジア企業との競争激化やIT企業の新規参入などで昨今業績が伸び悩んでいる企業が多く、これまでの年功序列・終身雇用はもう破綻寸前のタイミングに来ています。少なくとも今就職した人が定年になるころまでこれを維持することは難しいでしょう。

※ちなみに少し裏話ですが、「解雇」「リストラ」を発表していない企業でも、例えば本人が到底受け入れがたい転勤や異動の辞令を出すことで実質的に退職を促すようなことが実は行われている会社もあります。水面下で、既に終身雇用は崩壊しているんですよね。

そうなってくると、今までのような「企業に入れば一生守ってくれる」という甘い期待を持って入社することはリスクと言えます。


メーカー就職のポイント②_汎用性の高いスキルが身に付きにくい(理系職・文系職)


メーカーですから、有形商材/無形商材で言うともちろん有形商材です。モノを作るからメーカーなわけで。

理系職で研究・開発をする場合、その企業の商品開発に役立つ研究に特化をするので、専門性が磨かれる反面、汎用的なスキルが身に付きにくいという特徴があります。従って転職も、同じ業界内での転職になるケースがほとんどです。

リスクとしては、技術革新や産業構造の変化により、その研究分野そのものが時代遅れになってしまうリスクがあるので注意しましょう。業界や技術の将来性はよく見て就職をした方がよさそうです(例えばITやヘルスケアなどは今後も需要の拡大が見込まれますね)。

一方、文系職で営業をする場合も、商品ありきでいかにそれを売っていくのかというトークに磨きをかけることになるため、無形商材に比べて汎用性のあるスキルが身に付きにくいという特徴があります。(もちろん例外もあります。例えばキーエンスなど。)


メーカー就職のポイント③_総合職の多くは、まずは営業から。全国転勤のケースも


主に文系の方が入社する総合職ですが、多くの場合はまず初めに営業部署に配属されます。大手企業の場合は全国各地に営業拠点があり、「いきなり地方配属からスタート」ということも結構多いので注意。

営業の特徴は、既に取引のある顧客からの取引拡大を狙う「ルート営業」、卸・小売店・販売代理店と協力して販売促進を行う「代理店営業」を行う場合が多いです。
(新規飛び込み営業を行う企業もあります)

新規営業はどちらかというとノリ・明るさ・第一印象・断られてもめげないタフさ、などが求められるのに対して「ルート営業」・「代理店営業」では長期的な信頼関係の構築力・誠実さ・巻き込み力などが重要になります。
このことをよく頭に入れて、自己PRや志望動機を作ってみてください。


メーカー就職のポイント④_キャリアは自分で作るしかない、という意識が大事


AIの分析結果と上記①~③のポイントをまとめると、次のような点が言えると思います。

A:仕事で汎用的なスキルが身に付きづらい
B:これまでのような年功序列はいつか崩壊する時限爆弾
C:ワークライフバランス満足度は比較的いい
D:給料も〇

AとBが示しているのは、「会社に依存せず生きていけるスキルを身につけましょう」ということ。そしてCとDから言えるのは、「それをするための経済的時間的な余裕がある」ということ。

と、言うわけで

メーカーに就職するならば、

もしかしたら社内には年功序列・終身雇用の雰囲気が漂っていて、働いている同僚や先輩にも危機感は薄いかもしれない。

でもそこに流されず、自分なりに副業や転職で稼げるようなスキルアップや情報収集を怠らないことが極めて重要である。

ということになりますね🍀

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