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MiRAVEL開発のお話①-就活に無力感を感じる理由は-

はじめまして。

MiRAVELというサービスを去年開発し、年末プレスリリースも出しました。

ちょうどいい機会なのでこれを機にいろいろ発信をしていこうと思い、noteをようやく始めました。

僕自身は新卒でメガバンクに入社し、その後ITコンサルファームで人事を3年やったのち起業しました。約5年前のことです。

起業してから4年間は、採用コンサルと同時に就活エージェントとして就活生の相談に乗り、合いそうな企業を紹介してきました。

MiRAVEL開発のきっかけとなるのは、この就活相談での苦い経験からです。


私に合っている企業はどこですか??


就活相談をしていて、一番難しい質問が実はこれでした。

もちろん学生さんの話を聞いていて、「営業向きだな」とか「意外とエンジニア向きかも」といった職種や、「こういった業界に向いていそう」ということはアドバイスできるようになりました。人事時代も含めると、会っている就活生の人数はダテじゃないですからw

そうやって学生の隣に座り、一緒に業種や職種で検索をかけていきます。

検索結果⇒該当企業2,000社

「・・・えっと・・・この2000社の中から私に合っている会社はどこですか?」

これが絶望的に難しい質問です。もちろん、就活エージェントとしてフィーをもらえる企業からピックアップして、「ここが合っている」「ここしかない!」というコミュニケーションもとれたかもしれませんがそれは性に合いませんでした。

なぜならそんなことは就活生の望んでいることではないからです。

「おたくの知っているごく少数の企業の中からのおススメを聞きたいわけじゃなくて、このナビサイト検索結果2,000社全部の中から合っている企業を知りたい。」そうじゃないと、ナビサイトをわざわざ使って検索をした意味がない。

そんな時に僕がしていたアドバイスは、
「この2,000社のなかから、行きやすそうなところでいいからまずはインターンに行ってみよう。そして参加後に、どこが合っていてどこが合っていないかを記録していくことで自分の価値観がわかって、さらに企業を絞り込めるようになるから!」このようなものです。


このアドバイスは、多分何も間違っていない。正しい。
そう今でも思います。

でも、これでちゃんと動き出せる学生さんは、感覚ですがせいぜい2~3割くらいしかいませんでした。

なぜ?

2,000社、という数字が多すぎるからです。
人間は選択肢が少ないと不安になりますが、逆に選択肢が多すぎても選択できないことが分かっています。
謂く、「選択のパラドックス」

朝食のパンにつけるジャムが2,000種類あって一番いいのを一つ選べと言われたら・・・

家を選ぶときに似たような物件が2,000件ありどこか一つを選べと言われたら・・・

人は選択ができず、無力感に襲われます。


これが今の就活事情。

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最近の就活生は「大手志向」と言われますが、大手に行けば必ず幸せになれるわけではないことも、大手だけを受けることはリスクが高いことも、就活生はもちろんわかっています。だから、 

「絶対に自分は大手しか受けません・絶対に大手しか行きません」
という就活生はむしろかなり少数派です。

問題は、名前を知っている大手有名企業以外の、「選択股が多すぎる」上に、「自分に合っていそうな企業がまるで分らない」
ことにあります。

MiRAVELが解決したいのは、まさにこの課題です。

一人の人間じゃ2,000社みることはできないから、AIが適度な数の企業に絞って提案してくれる。そうすれば人は、無気力にならずに選択できる。


AIの力で、就活生に選択権を取り戻す。


これがMiRAVELの開発のきっかけであり、MiRAVELの創りたい就活の世界観です。
世界観についてはもうちょっと、次のお話で。


どうぞ今後ともMiRAVELを、よろしくお願いいたします!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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