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9-9 ビール名所めぐり #9 アサヒビール吹田工場 工場「外」見学

キリンビール横浜工場に続く工場「外」見学の第2弾、大阪府吹田市にあるアサヒビール吹田工場へ行ってきました。ここで美味いビールが大量に作られているかと想像すると「そんなにたくさん、飲みきれないよ~」って気になりますよね? もしかして私だけですか? 失礼しました。

さて、現地をウロウロして意外だったのが、巨大なビール工場があるという印象をあまり受けなかった事でした。街に上手く溶け込んでいるというか、工場っぽいイカツさを感じないビール工場でしたね。動画は下記の埋め込みや Youtube からチェックしてみてください。

JR吹田駅から吹田工場まで

今回は、JR新大阪駅から京都線(東海道本線)で JR吹田駅まで行ったのですが、所要時間はわずか5分。新大阪から二駅目という大都市のど真ん中にあるのがアサヒビール吹田工場です。大阪の人は幸せですね~。大阪でアサヒビールを飲めば、ほぼ工場直送!みたいな近場でビールが作られています。

吹田駅のホームに着いたら、目の前に吹田工場がドドンッ!と見えます
ホームから東出口の長いスロープを下って、改札出たら北口(左)に向かいます
地上への階段を上って 10歩くらいで看板がお出迎えしてくれます 看板の奥はもう工場敷地です

街に溶け込むビール工場

吹田工場は高い壁ではなく、植栽中心で周囲を囲んでいることもあり、イカツさや威圧感をまったく感じませんでした。JR吹田駅の北口駅前にはちょっとした商業施設があって、周りは閑静な住宅街でコンビニやユニクロとかもあり、大阪中心部にも近いという、とても良さそうな立地でした。

大きなビール工場がすぐ近くあるんですけど、それを感じさせない閑静な住宅街というイメージでしたね。

1889(明治22)年は大阪麦酒会社の設立年です 吹田工場は2年後の1891年竣工です
少し歩くと搬出専用門です ここから美味いビールが出ていきます!
さらに歩くと正門です 工場見学はこちらからどうぞ

ビール工場が建てられた理由を探しに

吹田工場の目の前を通る普通の道路(片側1車線)の向かいには、片山神社片山公園があります。片山公園にビール工場が建てれらた理由の痕跡が見れるようなので立ち寄ってみました。

歴史ある片山神社です こちらも身近に感じる、いつでもお参りにこれそうな神社です
片山公園の真ん中にある壁泉(へきせん) 湧水が豊富だったのがビール工場建設理由の1つ
片山公園から吹田工場へと戻ると、出荷するトラックと左側にはP箱の山が見えました

この場所は、湧水が豊富で有名な土地柄でした。ビール製造に水は欠かせませんので、それがビール工場建設の理由の1つです。もう1つの理由は、JR吹田駅を使ってきましたが、その鉄道です。

1876(明治9)年に大阪駅から高槻駅間で旅客と貨物の営業を開始していたので、それを使って大阪港まで運ぶことを想定したそうです。大阪麦酒会社(アサヒビールの前身)の創業者 鳥井駒吉は「アサヒビールで世界と勝負するんや!」などと言ったとか言わなかったとか。

創業当初から海外進出を見据えて建てられたビール工場なんですね。今回はそれがなんとなく分かるような気にさせられた工場「外」見学でした。吹田の街が世界とつながっているなんて、ちょっと夢がありますね。今後、スーパードライアサヒ生ビールがより一層、美味しく飲めそうです。

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