見出し画像

【嗅覚・においに科学的アプローチ】メールマガジン No.236~「プラスチック廃棄物からバニラ・コキアの紅」~


■━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
嗅覚・においに科学的アプローチ
メールマガジン No.236
~「プラスチック廃棄物からバニラ・コキアの紅」~
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
◆[1-1] プラスチック廃棄物からバニラ
◆[1-2] コキアの紅
◆[2] 編集後記
◆[3] オンライン香りのミニセミナー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
荘司博行です。
 
お知らせです。
 
オンラインアロマスティロ調香クラス次回募集は4期生です。
1、2、3期と進んでいく中で見えてきた改善点。受講しやすく、香り創りの実力をアップさせる良い方法を取り入れながら進化します。
4期生の募集開始の時はお知らせします。
 気になる方は、アロマスティロ調香LINE公式アカウントのお友だち登録で調香クラスの詳細確認できます。↓
https://www.aromaolfactory.com/aromastylopefumerline/
 
<10月の香りのミニセミナー>
10月24日(火) 20:00-21:15 
幸せを届ける「精油にない花の香りの創り方」
https://kaorino20231024.peatix.com
 
詳しくは[3] オンライン香りのミニセミナーで。
 
<毎週火曜日夜22時~インスタライブ!>
今度は10月10日火曜日22時からインスタライブ!
 
今回は「アロマスティロ調香で香りを創る」です
 
火曜夜22時インスタライブでお待ちしてます!
約30分のインスタライブです。
Instagramアカウント @hiroyuki.shoji_perfuer
 
アロマスティロ調香についてはこちら
https://www.aromaolfactory.com/aromastylopefumerline/
 
それでは今日のトピックスをみていきましょう。
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
◆[1-1] プラスチック廃棄物からバニラ
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このニュースを見て思い出したニュースがありました。
牛の糞から・・・・
 
今回はプラスチックからと言うことでご紹介します。
 
以下、記事より
「世界初!!プラスチック廃棄物からバニラ味の濃厚アイスクリームが
捨てるはずのプラスチックごみから、なんとアイスクリームを作り出すことに成功しました。」
 
「プラスチック廃棄物を混ぜて作られた、その名も「ギルティフレーバー」と呼ばれるバニラ味のアイスです。」
 
「イタリア出身でデザイナーのエレオノーラ・オルトラーニさんがイギリスの大学の研究チームと開発したものです。
ペットボトルにも使われるプラスチックをバクテリアや酵素で分解し、バニラエッセンスに使われる化合物を作り出すことに成功しました。」
 
 バニラの主成分「バニリン」は、意外と色んなものから作れるのかもしれません。
 
 昔は製紙会社がパルプの作ったときに出たごみからバニリン作ってましたし。
 
 バニリンを作るとニュースになるなら・・。
 他のものからも作れないか検討してみたくなりますね。
 
記事にはニュース動画もあるのでご覧ください。
 
思い出したニュースはこちら・・・
イグノーベル賞を受賞した研究
牛のフンからバニラ香料、イグノーベル賞で日本人女性研究者が表彰。
https://www.narinari.com/Nd/2007108032.html
 
牛のフンからバニラが作れるって本当?
https://news.livedoor.com/article/detail/9899785/
 
世界初!!プラスチック廃棄物からバニラ味の濃厚アイスクリームが
Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ffa6f319aa7614068ee98793086fa42656aea5f
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
◆[1-2] コキアの紅
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
コキアが紅くなってきました。
2018年にコキアの紅色について書いたことがありましたので再度投稿します。
 
コキア、ホウキ草。
 紅くなる植物として近所でもよく見かけるようになりました。
しかし、なぜコキアは紅くなるのでしょうか?
 
またまた最下位に返り咲いた茨城県。
春のネモフィラで世界的に有名になった国営ひたち海浜公園は、秋のコキアも見逃せません。
 
本題ですが、「なぜコキアは紅くなるのか」
 
国営ひたち海浜公園の過去のブログで、そのことに触れているのでご紹介します。
2012年10月22日のブログで説明してくれています。そのまま引用いたします。
「コキア」はアカザ科ホウキギ属の植物で和名は“ほうき草”といいズバリほうきを作る事に由来しています。原産はヨーロッパの荒れ地に育つ雑草です。日本には中国より食用として渡来しました。ヨーロッパの古い時代の物語に出てくる魔女がのって夜な夜な空を飛ぶ箒がこれで作られたものです。ひたち海浜公園のコキアは特別に丸くて大きくなる品種であり、緑色が10月に入ると赤くなるシステムはカエデが紅葉するのと同じです。
冬が近つくと気温が低くなり、根の吸水作用が弱まります。一方、空気が乾燥し、葉からの蒸散作用がしやすくなります。落葉系の植物は葉柄の基部や茎の部分に離層を作り水分や養分が失われることを防ぎます。そのため葉で作られた糖分がたまってゆき、紅色の色素が作られます。植物の本来の緑色は、クロロフィルが植物の活動が止まると共に緑色が消えて紅色が残ります。黄葉も同じ原理です。(国営ひたち海浜公園 2012年10月22日ブログより引用 )
https://hitachikaihin.jp/park-blog/blog-8459/
 
そこで、「ふーん」と、小ネタを得たようにトクした気でいましたが、ふとある木の葉を思い出しました。
桂(カツラ)の葉です。桂の葉は、紅葉すると甘いにおいがするんです。それを思い出しました。
記事中で気になった部分は、最後の方の「葉で作られた糖分がたまってゆき」という部分。
糖分は、マルトールに代表されるように甘い香りがします。マルトールは、綿あめのようなにおいがします。
桂の葉も紅葉して、糖分がたまり甘くなる。そして甘いにおいがする。
コキアもひょっとして甘いにおいがするかもしれません。(家に帰って確認!)
 
ただ、コキアは、枝のような感じなので、においは期待できないでしょう。
 
そうなると関連性は、さらに枝を伸ばし、紅葉する葉は、すべて甘いにおいがするかもしれない。においが強くなくても、わずかでも甘くなるのかも。噛んでみると甘い味がするかも。
 
たかがコキアの紅葉で、こんなところまでたどり着きました。
 
楽しくてしかたないですね。
 
一般社団法人日本植物生理学会のQ&Aにも答えがありました。ご参考までにURL以下です。
一般社団法人日本植物生理学会 みんなのひろば 植物Q&A2014年9月16日の質問 カツラの甘い香り
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=3148
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
◆[2] 編集後記 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
忙しくしているとあっという間に1週間が過ぎます。
 
暑く長かった季節から一気に秋に。
 
金木犀の香りもしてきました。
急に朝晩寒くなってきましたので体調にはお気をつけください。
 
次回、アロマスティロ調香クラス4期目。
毎回進化しているので更に変化しながら受講するみなさんが結果を出せるクラスを目指しています。
お楽しみに!
気になる方はこちらからまずはお友だち登録からお願いします!
https://www.aromaolfactory.com/aromastylopefumerline/
 
では、また来週!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆[3] オンライン香りのミニセミナー
   10月24日(火) 20:00-21:15 
幸せを届ける「精油にない花の香りの創り方」
   https://kaorino20231024.peatix.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
10月香りのミニセミナー
2023年10月24日 (火) 20:00 - 21:15
幸せを届ける「精油にない花の香りの創り方」
参加費:3,000円
 
精油にある花の香りは精油を購入すれば使う事ができます。
しかし、精油にない花の香りはどうすればいいの?
 
商品として売っているものには花の香りのものがたくさんあります。
そんな商品の花の香りはどう創られているでしょう?
そんな花の香りの創り方をのぞいてみませんか?
 
<こんな方にオススメのセミナーです>
・花の香りが好きな方
・精油の香りが好きな方
・精油にない花の香りに興味のある方
・花の香りのフレグランスが好きな方
・どうやって創られているのか気になる方
・香り全般が好きな方
 
講師はだれ?
株式会社アロマオルファクトリー
代表 荘司博行
大手入浴剤メーカーにて18年間、調香師として香りを創り、140以上の製品の香りを創り世に送り出した実績を持つ。
 
当日参加できなくなっても安心の動画配信サービスあり。
当日、用があってリアルタイムに参加できない方も、セミナー後の動画配信で視聴いただけます。
動画配信は大好評!安心してお申し込みください。
 
<想定もくじ(一部修正の場合あり)>
・精油にはない花にはどんなものがある?
・同じ種類の花の香りはどれも同じにおいがする?
・花の香り
・色と香り
・精油にある花の香りと創られた花の香りの違い
・芳香成分と香料
・秋~冬に咲く花と花の香り
・花のイメージで香りを創る方法
 
当日参加できなくなっても安心の動画配信サービスあり。
当日、リアルタイムに参加できない方も、セミナー後の動画配信で視聴いただけます。
動画配信は大好評!安心してお申し込みください。
 
動画配信で参加される方も多数!
お申込の半数の方は動画配信で参加されています!
お申込をしておくとセミナー後、動画リンクのお知らせでご視聴できるようになります。
 
セミナーの資料は後日PDFでお届けします!(セミナー時資料をお届けしておりません)
セミナーで使った資料はすべてPDFで動画リンクとお送りします。
資料は数十ページ分のオリジナル資料
(資料先は事前にお送りすると内容がネタバレしてしまうため事前にお送りしておりません)
 
* オンライン講座終了、数日後に振り返り動画URL(約1週間程度視聴可能)と講座で使った資料ダウンロードURLをお送りします。
セミナーで使った完全版資料はセミナー後、振り返り動画URLお送りの時にPDFでお送りします。
 
香りのメールマガジン(登録無料)
http://www.kagitore.com/magazine/
 
<アロマスティロ販売サイト>
アロマスティロの認知度も上がってきました。
https://aromaolfactory.square.site/
 
今週もメルマガ、お読みいただきありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
【発行責任者】
「嗅ぎトレ」著者・調香師  荘司博行
 
【嗅ぎトレ公式サイト】
https://www.kagitore.com
 
【著者 インスタグラム】
https://www.instagram.com/hiroyuki.shoji_perfumer
 
 * このメールマガジンの著作権は、発行者・執筆者に帰属します。
* 無断転載することを禁止します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?