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イノベーションに必要なのは「シンプル」と「フォーカス」

✔︎ イノベーションは複雑さを排除し、シンプルさを追求することから始まる
✔︎ イノベーションは、社会の小さな欠落に焦点を当て、既存の知識や技術を組み合わせて解決策を提供することで生まれる
✔︎ イノベーションは完璧で始まる必要はなく、小さく始めて徐々に成長させることが重要

#イノベーション #新規事業 #ビジョン


世界は複雑だ。しかし複雑なものを複雑なまま受け止められる人は少ない。また同時に、複雑なものは調整や修正が困難であり、成功への道のりを遠回りにする。

イノベーションとは、新しいことへ取り組むことであり、新しいものは必ず問題を生じるものだ。それが複雑であれば、為すことはやはり難しいのだ。

ピーター・ドラッカーは、イノベーションに対する最高の賛辞は「なぜ自分には思いつかなかったのか」だという。複雑の中から気付くことができた「私だけの真実」こそがイノベーションの種だ。

つまり、イノベーションは、複雑さを排除し、シンプルさを追求することから始まる。成功するイノベーションは、驚くほどシンプルなスキームで説明であり、そのシンプルさがこそが提供価値の根源となっているものだ。

イノベーションは、社会における小さな欠落としての社会課題を発見し、そこにソリューションとしての既存の知識やノウハウ、製品、技術と、顧客や市場のニーズを組み合わせることで生まれていく。

イノベーションの機会を見出すためにこそ、複雑なものを複雑なまま捉えるのではなく、シンプルに物事を捉え、そこにフォーカスして徹底的に追求するほかない。

もちろんシンプルにすれば、完璧さからは遠のく。しかしイノベーションは最初から完璧である必要はない。むしろ、初期段階では不完全であることが多い。

重要なのは、変更が可能であることだ。規模が小さければ調整のための変更は容易だ。そこで仮説検証を重ねていく。イノベーションは「小さくはじめて大きく育てる」のが本筋だ。

また同時に大きな目標を掲げることも大事だ。最初から壮大で遠大な目標を掲げなければ、そこに辿り着くことはできない。イノベーションに成功するためには、最初から大きな目標を掲げ、トップを目指す姿勢が必要不可欠だ。

イノベーションの成功への道は「シンプル」と「フォーカス」にある。最初から大きな目標を掲げ、小さな欠落を見つけ出し、それを埋めるソリューションを仮説検証により組み上げることで、イノベーションは成功へと導かれるのだ。


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