見出し画像

007. イノベーションとは、セレンディピティである

人間は必ずしも論理的な繋がりのあるストーリーだけを生きているわけではない。むしろ偶然を運命と感じた出来事や、いきあたりばったりで上手くいった出来事など数多く思い起こせるはずだ。

原体験は、確証バイアスと生存バイアスによって、遡及的にストーリーを構成している。ビジョンを掲げたときに、原体験を振り返れば、都合のいいように記憶が繋がるということだ。

だからそれを盲信してはいけない。盲信すれば、価値観が固定化される。価値観が固定化されれば、変化への対応ができなくなる



世の中の「当たり前」や「普通」、「一般的に」は、価値観が固定化された結果の弊害だ。過去の延長線上に生きるのであれば、それに縛られていても問題はないだろう。

イノベーションとは、今まだはまだ見えない未来へジャンプアップすることだ。それは過去の延長線上にはない。

だから過去を盲信してはいけない。原体験を盲信してはいけない。もっと「いきあたりばったり」を大切にすることも重要だ。

セレンディピティは自分をアップデートしてくれる。
行動による経験は自分をアップグレードしてくれる。

その先でイノベーションの起きた未来がある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?