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不確実な未来を妄想し、グランドデザインを描く

過去と未来は切っても切り離せない関係です。未来についての予測は、常に過去からの学びに基づいています。

未来を知るには、歴史のなかで繰り返されてきたパターンが今後も続くのかどうかを分析することが必要です。

そして、トレンドが見つかれば、それを元に未来に備えることができるのです。

ビル・ゲイツ絶賛の歴史学者が語る「未来の4シナリオ」

技術革新(技術的イノベーション)が、人類史上稀にみるスピードで起こり続ける現代において、社会の変化は目まぐるしく起こり続ける。未来は予測不可能で、不確実性が高く、また一度変化が起これば不可逆的に進んでいく。

未来のグランドデザインを描き、そこにパーパス、ビジョン、ミッションを設定し、コトに取り組まなかれば、起きた変化に対処するだけでは、その変化に取り残されてしまう。

変化に対処するだけでなく、変化に対応するだけでなく、変化そのものを創出することが求められる。

変化を創出するためには、未来を妄想し、予測に落とし込まなければならない。未来は急に目の前に訪れるのではなく、過去からの延長線上に存在する。変化の予兆は既に世界のどこかに起きていて、それを繋ぎ合わせることで見えてくる

「変化の予兆」はトレンドだ。マクロ・ミクロの変化のトレンドや、新しいサービス、顧客行動の変化、スタートアップやVCの動向など様々な情報から未来が見えてくる。

「繋ぎ合わせる」のは、過去のパターンの理解だ。人間は技術によって過去から比較するとありえないような変化がしているように見えるが、本質的(特に本質的な欲求)には大きく変化しているわけではない。

科学的に過去の出来事の定期的なパターンやトレンドを分析することが必要になります。
その方法が「トレンドハンティング」です。

一つ目の「相関」は、過去のパターンから未来を予測する方法です。
二つ目の「偶然(ランダムディッピング)」は、よく知らないことに対して何度も試していくなかでトレンドを見つけていく試みです。
三つ目は、「相談」です。例えば、統計学者にトレンドの強弱を聞いたり、世論調査を専門とする人に選挙結果について尋ねることがこれにあたります。
四つ目は、「因果関係」です。因果関係はトレンドを見つけるうえで非常に重要な方法です。

過去を学べば見える未来がある。過去の学び方にも方法論がある。正しく過去を理解し、正しく過去と向き合うからこそ、未来に対してのイノベーションの道筋がそこに光り輝く


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