イノベーターは「自己肯定」で未来を切り拓く
✔︎ イノベーターは、自分の信念を貫くことで未来を切り拓く者だ
✔︎ 自己肯定が情動をうみ、チームを鼓舞し、新たな価値を生み出す原動力となる
✔︎ 困難に立ち向かい、世の中の常識を打ち破り、イノベーションの頂きに至るには、自我を貫く力が不可欠である
苦しみを選ぶか、安定を選ぶか
イノベーターの道は常に選択の連続だ。
今、この瞬間だけを見て楽な道を選ぶのもひとつの生き方で、それは決して間違っていない。しかしイノベーターは違う。彼らは痛みや苦しさを飲み込む覚悟を持ち、わざわざその苦しい道を選び、その先にある新たな価値を創造しようとする。
歩みを止め老いていくか。それとも痛みに耐えながらも新しい一歩を踏み出すか。イノベーションを追求する過程で直面する困難は決して少なくない。楽な道を選ぶことと比べれば、すべての歩みが困難とぶつかるようなものだ。孤立することもある。だが、その苦しさを乗り越える力こそがイノベーションを生み出すためには欠かせない。
その選択は他でもない、イノベーター自身の意思に委ねられている。成功を夢見るだけの者と成功を手にする者との違いは、この「苦しさを選ぶ覚悟」にある。
自己肯定から始まるリーダーシップ
だからこそ、イノベーターとしての才能はまず自らが肯定すべきなのだ。
自己否定からは何も生まれない。自らを信じられない者は誰もついていこうとは思わない。他人を導くリーダーシップがそこに生まれることはない。
自己肯定とは、自分の欠点を理解し受け入れ、自分の持つ強みや価値を深く理解し信じ抜くことだ。
イノベーターは、欠点にとらわれることなく、自分のユニークな視点や考え方を誇りに思い、社会の常識や他人の意見に流されず自らのユニークな信念を貫く。そしてそれを持ってイノベーションを全力で実現しようとする。
欠点を見ないふりするのではなく、欠点を理解しているからこそ、欠点を隠すことはせずオープンにした上で、欠点を互いに補うチームをつくる。
自己肯定こそが、イノベーターが自らの欠点も強みも受け入れ、その独自の信念でチームを鼓舞し、揺るぎないリーダーシップを発揮してイノベーションを生み出すための揺るぎない基盤となる。
情動が天職を決める
イノベーションは、能力や適正に基づいてなされるものではない。
もちろん、多くの人の仕事の選択は、そのほとんどが能力や適性に基づいて行われる。
イノベーションを成すとは、天職に就くことと同義だ。そして天職に就くための決め手となるのは、情動である。「やりたい」「やるべき」という強い感情こそが、イノベーションの動機の源泉にあるべきなのだ。
そしてその感情こそがまた人を動かす原動力となる。チームを鼓舞するのはスキルやテクニックではない。個人の情動なのだ。
イノベーションを志す者は、まず自らの内なる情熱に耳を傾け、自分が本当に望むことを見つけ出し、それを原動力に行動すべきだ。
だからこそ自己肯定はイノベーターにとって必要不可欠なのだ。
自我を貫き、イノベーションを生む
イノベーターは、自我の塊であれ。 イノベーターは、自分自身の信念を貫き通し、それを実現するために全力を尽くす者をいう。
世の中の正しさに従うのではなく、自らの正しさを押し通すからこそ、イノベーションに至ることができる。
世の中の常識や既成概念に囚われず、自分自身の視点から世界を見つめるからこそ、インサイトに気付くことができ、それらを打ち破り、イノベーションに至ることができるのだ。
自我を貫き、自らの正しさを信じ抜くことこそが、イノベーターの世の中を変える力の核となる。
イノベーターは「自己肯定」で未来を切り拓く
イノベーターとは、未来を切り拓く者であり、現在の困難に立ち向かう勇者である。目の前の壁がいかに高くても、その向こうにある未来を見据え、自らの意思で道を選び、その道を力強く歩み続ける。イノベーターは、挑戦の先にある新たな価値を信じ、信念を貫き通すことで、道を切り拓いていくのだ。
どんなに厳しい状況であろうとも、自分の内なる声を聞き、その情動を燃え上がらせることで、チームを鼓舞し、新しい価値を生み出す力が湧き上がる。そのためには、自己肯定が不可欠だ。自らの価値を深く認め、情熱に火を灯すからこそ、信じる道を迷わず進むことができる。
苦しみは成長の糧であり、限界を超えたその先にこそ、イノベーションの頂きが待っている。自らの信念を持ち続ける限り、未来は必ず自らの手で創り出せる。
イノベーターとして自らが選び取ったその道を進み続けよう。その歩みこそが世界を変える一歩となるのだから。
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