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幸福学 × 経営学

みなさんは幸せでしょうか?

幸せとはなんだと思いますか?

企業経営で一番大切なことは、儲けることですか?

それても、働く人の幸せですか?

ということで、いきなり直球の質問でした。これは自分に問いかけた質問でもあります。

今回は「幸福学 × 経営学」 著者 ・前野隆司・小森谷浩志・天外伺朗  さん の本を研究しました。

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会社の経営で一番大事なことはなんですか?

会社の経営で一番大事なことはなんですか?

① 社員全員を幸せにすることである

②会社の利益を確保することである

どちらでしょうか?

では、もし会社を家族に置き換えたら、どうでしょうか?

当然家族全員を幸せにすることですよね。

では、社員を幸せにするためには、また自分自身が幸せになるためには、どうすればいいのでしょうか?

その答えは、何によって人は幸せと感じるのかということを理解し、実践することにより、幸せになることができるのだと思います。

幸せになる為には

まず、幸せの概念について考えてみたいと思います。

幸せには2つの考え方があります。

それは「快楽主義」と「幸福主義」という考え方です。

「快楽主義」とは、例えば美味しいものを食べて満ち足りた気分に浸ったり、仕事でボーナスがでてウキウキしたりするような、刹那的な快楽や喜びの繰り返しを幸せと感じる価値観のことです。

一方、「幸福主義」とは、自らの生き方を顧みて、私が人生の中で行ってきたことには意味があったななど、あとでしみじみ感じるような、人生全般にわたって幸せを追求すべきという考え方です。

2つの概念を比べると、その違いのひとつは幸せを感じる「タイムスパン」の長短にあることがわかります。

人がおいしいものを食べてハッピーと感じる時、その要員は気分や感情といった短期スパンの心の動きであって、けっして長続きはしません。

では、長続きする幸せとはどういう幸せなのでしょうか?また、 長続きしない幸せとは何によってもたらせるものなのでしょうか?


「地位財」と「非地位財」による幸せ

地位財」は短期スパンの幸せを

非地位財」は長期スパンの幸せをもたらすことが明らかになっています。

では、「地位財」「非地位財」とはなんのことでしょうか?

「地位財」・・・地位とは自分が他人と比べてどのようなポジションにいるかという意味での地位で、カネ、モノ、社会的地位など、それを他人より多く所有していることによって満足得る財のことを「地位財」と呼びます。

「非地位財」・・・一方、他人や周囲との比較と関係なく喜びが得られるものを「非地位財」と呼びます。

簡潔に言うと、「カネ」「モノ」「社会的地位」による、他人と比べられる幸せは一瞬の幸せで長続きしませんよ!

逆に、「心」「安全」「健康」などの、他人とは関係なく得られる幸せは長続きする幸せですよ!

ということです。では、長い人生においてみなさんはどちらにフォーカスしていきますでしょうか?

わたしは長続きする幸せを手にしたいと思っています。

ではどのように? 

それは、「人生の幸せのメカニズム」を理解するが重要になります。


人生の幸せのメカニズム
幸せの因数分析


人生の幸せは「幸せの4つの因子」を満たすことによって得られる。これが幸せのメカニズムのポイントになります。

その「幸せの4つの因子」をご紹介いたします。

第1因子「やってみよう!」因子
(自己実現と成長の因子)
第2因子「ありがとう!」因子
(つながりと感謝の因子)
第3因子「なんとかなる!」因子
(前向きと楽観の因子)
第4因子「ありのままに!」因子
(独立と自分らしさの因子)

以上の4つの因子になります。

詳しくご説明します。

第1因子「やってみよう!」因子
(自己実現と成長の因子)

どんな小さなことでもいい。やりがいのある仕事やわくわくできる趣味を持ち、目標に向かって努力・学習している人は幸せであり、それらを通じて成長の実感や自己実現などの達成感が得られれば、幸福度が更に高まる。自分に向かう幸せになります。

第2因子「ありがとう!」因子
(つながりと感謝の因子)

自分が誰かを喜ばせたり、逆に愛情を受けたり、感謝や親切に触れたり、要は、人とのつながりによって、幸せを感じることができること。
また、つながりが同質でなく、相手がより多様なほうが、幸福度が高い。幸福度をより高めたければ、新しい出会いも積極的に求めていくべき。

第3因子「なんとかなる!」因子
(前向きと楽観の因子)

悲観的ではなく、つねに楽観的でいること。自己否定ではなく、自己受容を心がけることは、幸せでいるためになくてはなりません。

第4因子「ありのままに!」因子
(独立と自分らしさの因子)

他人や周囲を過度に気にせず、独立と自分らしさの因子をしっかりと保持していければ、地位財に手が伸びそうになるのを抑えられます。ありのままの自分を受け容れることが、結果的に確たる幸せをよびこむカギになります。

幸せの4つの因子が求まると、第3因子は第1因子、第2因子を補い、第4因子は第1因子、第2因子を制御することで全体として幸せを形づくっていることがわかります。

この4つを覚え、この4つを満たすように心がければ、誰でも幸せになれるはずです。

ちなみに、4つともある程度バランスよく育てていったほうが、全体として幸福度が高まりやすい傾向があるそうです。


おわりに

自分を自己分析してみると、

全体的に第1因子から第4因子まで、ある程度高い位置にあるような気がします。

特に第1因子の「やってみよう因子」と第3因子「なんとかなる因子」が極めて高いと思います。

要するに、幸せのメカニズムから考えると、人生において幸せと感じているということになります。 (実際に幸せです)

自分の大きな願いとして、自分が人生の最後を迎えたとき、自分の人生は本当に良かったと笑って最後を迎えれるような人生を送りたいと考えてます。

その為には、幸せのメカニズムをしっかり理解し、年齢を重ねるごとに幸福度を上げていく必要があります。

一度きりの人生。 幸せな人生を。



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