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【台湾のジャズライブ】Balanced Jazz Quartet Feat. 張坤德

台湾のジャズシーンはとても若く、20代・30代のミュージシャンもたくさん活躍しています。そんな中40代はもうベテランです。そんなベテランによるコラボレーションで、とてもハードにジャズを極めているバンドがあります。それが、Balanced Jazz Quartertです。

彼らの演奏はJazz Spot Swingで聴いて、その本格的な演奏をすっかり気に入ってしまい、その後は機会あるごとに聴きに行っています。
リーダーの周泰明がパップのジャズをとても好きなのでしょうね。いつもサックスの音が高らかに鳴り響く、ハードバップの曲を演奏しています。

周泰明

台湾のジャズミュージシャンはとても若いので、周泰明はまだ40代ですが、台湾ジャズ界ではリーダー格のサックス奏者です。僕の聴いている限り、ムードミュージック的な演奏はなくて、ハードバップの曲ばかり演奏していますね。MCも最低限の曲の紹介のみで、スタスタと演奏が進みます。
僕はこの彼の選曲と演奏スタイルがとても気に入っていて、台湾でジャズのカルテットと言えば、このBalanced Jazz Quartetをと、推薦しています。

周泰明

周泰明のFBホームページ

詹宗霖

他の3人メンバーはシニアと言って良い年なのですが、この詹宗霖だけは若くて20代前半です。しかし、その若さにも関わらず、周泰明に認められてこのバンドでピアノを担当している。僕も、彼は末恐ろしい天才ピアニストだと思っています。

詹宗霖は、音楽一家に育ちましたが、14歳でジャズに興味を持ち勉強を始めました。基礎を絲竹空ジャズスクールや曾增譯に学んだ後、あっという間に自らの演奏スタイルを身につけ、20歳になる前にすでに台湾の若手精鋭ジャズミュージシャンとして認められています。
今現在、台湾の若手・ベテランを問わず、最も共演のオファーの多いピアニストの1人なのではないでしょうか。

詹宗霖

詹宗霖のFBホームページ

石哲安

石哲安も、たくさんのバラエティー豊かなバンドで演奏しているベーシストです。この周泰明のバンドも難曲が多いですが、他でも、とてもリズムの複雑な曲を演奏していることが多い様な気がします。そういう曲を信頼して任せられるベーシストなのでしょう。

石哲安

石哲安のFBホームページ

林俊宏

林俊宏は、僕の見るところ台湾のジャズライブで最も数をこなしているドラマーの1人ですね。とても多くのバンドやミュージシャンとコラボレーションしています。
それはやっぱり安定したリズムを信頼されているのでしょう。シャープで切れのいいドラムソロやフィルイン、スパッと頭に入ってくるタイム感の良さ。それが聴いていても、とても心地よいです。

林俊宏

林俊宏のホームページ

https://www.facebook.com/search/top?q=%E6%9E%97%E4%BF%8A%E5%AE%8F

こう書いてきてあらためて分かりました。このバンドは、オールスターメンバーなんですね。周泰明が台湾のトップメンバーばかりを集めてきて、とても高いレベルでバランスを取っていると、そういうバンドです。

張坤德

この日は、張坤德を含めたダブルサックスのフロントでの演奏でした。この張坤德もベテランミュージシャンと知っていたので、彼と周泰明とで演奏するなら、それは聴かないわけにはいかないと、この日のライブに参加しました。

張坤德

Sappho

ここは、台湾ジャズの聖地ですね。週に3回のライブと4回のジャムセッションを行っていて、シニア、若手に関わらず、たくさんのジャズミュージシャンで溢れています。
オススメは、金曜日と土曜日。ライブが終わった後、11時半からLate Night Jamsessionが始まります。

Dat Dere

So Near So Far

Good Morning Heartache

Sidewinder

September In The Rain

Lotus Blossom

Fotografia

All The Way

Fried Pies

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