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2022年ボカロP活動振り返り

ボカロPの「みるくかふぇ」です。
活動9年目になった2022年の振り返り記事です。


アルバム制作/同人即売会

僕の活動の一番の目的であるアルバム制作と即売会参加。今年4月に2枚のミニアルバムのリリースと、年間で11の即売会へのサークル参加を果たしました。

9thアルバム「流星到来!」、8thアルバム「Bouquet」

8thアルバム「Bouquet」

VOCALOID「v_flower」が歌うロックアルバム。flowerとは2020年から組んでアルバムを制作していますが、前回に続きロック路線の曲を採用した4曲入りのアルバムとなりました。即売会での対面販売、BOOTHでの通販&ダウンロード販売、各サブスクサービスへの配信を行なっています。

「Bouquet」は「花束」を意味する英語です。人は花束を介して想いを渡し・受け取りますが、僕は花束の代わりに音楽に込めて渡すことにしました。

このアルバムの制作は、自分のメロディの見直しを最重点において取り組みました。ここ数年、自作曲のメロディの質の低下に悩んでいたこともあり、「メロディ面で、聴く人の胸に届くものは何か」を考え抜いた成果が詰まっています。もちろんこれで満足はしておらず、次のアルバムに向けてさらに研究を続けています。

9thアルバム「流星到来!」

「Bouquet」と同時リリースになった、VOCALOID「紲星あかり」が歌うポップアルバム。前年11月の「ネタ曲投稿祭2021秋」で審査員特別賞の「紲星あかりちゃんマスター賞」をいただいた「紲星あかりが転生したら、そこはインドだった!」を含む3曲入りのアルバムです。即売会での対面販売、BOOTHでの通販&ダウンロード販売、各サブスクサービスへの配信を行なっています。

あかりちゃんの名前には「星」という文字が入っています。キラキラとした好奇心に満ちて行動的なあかりちゃんをイメージすべく、アルバムタイトルに流星を喩えさせてもらいました。

このアルバムは、あかりちゃんの素直な声を重視し、伸びやかで素朴な曲を心がけて制作しています。普段flowerで手の込んだ曲を作っていますが、このアルバムは1stアルバムで目指していた路線に近いのかもしれません。

即売会サークル参加

別途振り返り記事を作っています。

今年もブースに多くの方が訪ねてきてくれました。

従来僕のアルバムは、ボカロPの方が「参考に」と買っていくケースや、いわゆる「ボカロアルバム全買い」の熱心な方が多い印象がありました。この1〜2年、ブースに来てくれる方に一般リスナーも増えていることもあり、少しずつですが手応えを感じ始めています。

とはいえ、隣のブースでこちらが半年かけて売った枚数を1日で達成している新人サークルさんを見ると凹むのは確かです(笑)。一般リスナーさん達への露出も含め「購買リストに入れてもらう」ための魅力アップに力を入れる必要を感じています。

配信

TikTokの動画BGM素材として曲の配信をしていますが、昨年のflowerのアルバムに収録した「いっぱい食べる君が好き」を多くのショート動画が採用してくれました。また、この曲を採用したショート動画達の累計再生数が40万越えを果たしました。他の採用曲を合わせると合計で70万再生に迫る数になっています。

ショート動画を見る側は「みるくかふぇの曲」と意識しているわけではないと思うのですが、こうした隠れた部分で「誰かの表現の役に立てている」という想いはあります。

それに推しである「v_flowerの実績」にもほんの少し、ミジンコ並みのレベルですが「貢献できた」という満足感もあります。

各動画サイトへの投稿

ニコニコ、YouTube、bilibili共に、9曲の投稿をしました。

ニコニコ動画

ニコニコ動画へ投稿した9曲とその結果

前々年から400〜600再生・投稿後4〜5日で再生数の上げ止まりになってしまう傾向が続いていた中、「ツバキ」「Bluebird, Blackbird」「One Winged Angel」でflower曲としては初めての2525再生到達を果たし、「ツバキ」がデイリーランキング14位、「One Winged Angel」が9位を獲得しました。動画につく「いいね」の数も初めて100を超えました。

 新曲投稿の際の告知や露出方法の見直しを随分と行なっています。今年後半はTwitterの告知につく「いいね」の数が以前の倍以上になってきたので、多少は目に留まりやすくなったかなという気がしています。

またニコニコ動画では、11月に「ボカロメタル投稿祭」を開催させていただきました。ユーザ主催のイベントでしたが、自分達の力でここまで盛り上がり楽しめるという喜びを味わえたお祭りでした。

YouTube

YouTubeへの投稿曲とその結果

YouTubeにあまりリソースを割いているわけではなく、あまり特筆すべき事項はありません。

Twitterのフォロワー数の増加に連動してチャンネル登録者数が250を超えましたが、聴いている方達の姿が見えないこともあり、まずは多くの方にコメントを書いてもらえる作品作りを重視していきたいと思います。

bilibili

bilibiliへの投稿曲とその結果

bilibiliでの600近いフォロワー数(ニコニコやYouTubeの倍以上)に比べれば、再生数は控え目だと思います。そんな中で、10月投稿の「メイプル」は自分のbilibili投稿で初めて1000再生に到達しました。

GUMIさんの曲を投稿すると「好棒」ってコメントでコメント欄がわあぁって溢れるんですよ。GUMIさんは海外ファンも多いこともありますが、皆GUMIさんの明るい声が好きなのかもしれませんね。

その他

ボカロP活動の足しになるのか、ならないのかよく分からないサブの活動です。

落書き投稿

Pixivへ投稿した今年の落書き達

昨年から落書きイラストを描き始め、Pixivへ投稿するようになりました。目が悪いこともあり、5分で描けるレベルのものばかりですが、年初より40以上投稿しています。

また、9月のEach Of Voice.できゅおんママのサークル「GOOD GRIEF RECORDS」から頒布された、flower×flower特化のイラスト集&コンピレーションアルバム「3f4」にカラー作品を提供しています。

創作小噺

Twitterで、ゆかり(結月ゆかり)・花(flower)・あかり(紲星あかり)の3人を主人公にした創作小噺「結月家の3人娘」の投稿を3月から行なっています。
1ツイートで書き切れる量で3人の共同生活の日常を描いた2次創作作品です。

息抜きでやっている部分もあるのですが、いつかまた挑戦してみたいコンセプトアルバムの物語作りの練習の一部としては足しにはなるかもしれませんね。

総括

自分の音楽と向き合い・考え抜いた年だったなと思います。それに比例して、随分と意地を張って活動した1年でした。

活動9年目になって、ようやく自分のスタイルが見えてきたように思えます。何かのきっかけで噛み合わなくなった歯車が、そのまま軋みながらノロノロと動いていた様なこの数年でしたが、自分のやりたい路線の片鱗が見えてきたことで、努力に対する成果が多少は具体的に見える様になってきました。見えてきたスタイルを確実に自分の武器にできるよう、血肉にしていくのが次の1年かなと思います。

今日、この記事を書く直前まで「結月ゆかり・紲星あかり誕生祭」の配信を見ていました。配信を見ていた人たちは1万人近く。その中でゆかりさんやあかりちゃんの今年を形作った曲達をMMDのゆかりさんやあかりちゃんが歌い、聴いている人たちが盛り上がり、喜んでいました。

僕がメインにしているv_flowerはこうした公式の支援のないVOCALOIDキャラクターです。ユーザとしての活動でv_flowerが関係するボカロ音楽やファンコミュニティを盛り上げることはできないかな、というのはいつも頭の隅にあったりします。

やりたいことはたくさんありますが、寄り道ばかりで本当にやるべきことを忘れてしまっては本末転倒です。次のアクションはもう取り掛かっている最中なので、まずはそちらを最後までやり遂げるのが大事ですよね。

頑張ります。

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