ドラッカーのマネジメントを実践し続けてわかった「セルフマネジメント」の基本

ドラッカーマネジメントに出会って約30数年、つい最近気がついたことがあります。「類は友を呼ぶ」「似たもの同士」がマネジメントの根幹であると言い切れるようになりました。

学生を終えサラリーヒューマンを5年、家業に加わって働くこと7年、経営者になって15年、またサラリーヒューマンになって半年… 家族も含め人に翻弄された人生のように思っていましたが、ちゃんとその時の状況に合った仲間を探し、見つけ、楽しく生きて来ました。ドラッカーマネジメントを基本にし、読み続け、語り続けて、マネジメントは「チーム」であること、ルールではなく「習慣」であること、「計画」や「実行」だけでない「サイクル」であること(PDCAとは異なります)はもはや納得であり、当然の帰結です。中でも、チームマネジメントの重要性は「経営者の孤独」を経験し、間違いない鉄則だと言えます。

マネジメントは習慣です。孤独を習慣にしてはいけないんです。人が嫌いとか、群れるのが嫌という意味ではなく、セルフマネジメントで強化し、孤独に拍車がかかるようではマネジメントとは呼びません。独善になるようであれば、もはや劣化です。マーケティングは「社会の中で人を観ることから始める」とドラッカーは説いています。実践すると同類の方、その後「仲間」になる方が自然と集まります。「類は友を呼ぶ」んです。それが自分の「類」です。もしくはどんな「類」が人をあつめやすいかがわかります。私の場合、今は「システム化」と「人材」「人事」がキーワードのようです。IT、DX関連の方との話や仕事は楽しいですし、成果に即つながりますので、マネジメントし甲斐があります。

結果、孤独を忘れ、チームが活動し、成果があがる様が見事に観えれば、安心と今後のなすべきことが見えて来ます。これぞマネジメントであり、マネジメントの成果であり、自然の理です。

歳を重ね、多くの仲間が縁遠くなって来ました。私も同様ですが、改めて「なすべきこと」がハッキリし、そのための新たなチームがスクラップ&ビルドされていると考えています。変わらぬ友情もありますが、近くにいることが大事な時もあり、遠くからでも支援できたり、関わり合える時もあります。これもまた「同類」であり、「似たもの」だったりします。ネット時代、コロナ禍で組織や街が様変わりする中で、変わらぬもの、変わるもの、変えるもの、変えなければならないものがあります。

セルフマネジメントでどんな「類」が自分にあるのか、新たに学ぶべきこと、修得すべきことがわかると、自ずとマネジメントは動き出します。私の場合、時に「時差」があったりします。早い判断が仇になることも多々ありました。結果は同じだったと思いたいですが、タイミングを少し遅らすくらいで丁度良かったりします。フォローいただいてる方には「良い手本」になっているようで、それなら良いですかね。

「類は友を呼ぶ」「似たもの同士」…自分の「類」をぜひ見つけるセルフマネジメントを実践・実感してみてください。

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