「愛情をこめて」って、どんな愛情?
先日、今年はじめての梨を食べました◎
さっぱりした甘さで、とてもおいしかったです^^
梨、大好き!
梨などの農作物を買うと、ときどきPOPや商品シールに「愛情をこめて作りました」という言葉を見かけます。
「愛情がこもっているなら、さぞ美味しかろう!」
そう思って手を伸ばしてしまうわたしは、とてもに単純です。
しかし、よくよく考えてみると「愛情」ってどんな愛情でしょうか?
愛情の形も色も温度も何もかも、人によって違います。
ですが、「愛情」という言葉ひとつで表現してしまうと、
一人ひとり違うはずの想いが、どれも同じものに感じられてしまう。
なんだかもったいない気もしますね。
たとえば、愛情をこめて作られた「梨」。
Aさんは、代々受け継いできた畑と品種に誇りを持っているかもしれない。
Bさんは、初めての品種改良でわくわくしているかもしれない。
Cさんは、梨嫌いの友人に、美味しいと感じてほしいかもしれない。
でも、それらはすべて「愛情」でまとめることもできます。
なんともふしぎな言葉の世界ですね。
人それぞれ、胸に抱く気持ちに明確なカタチはないけれど、
言葉には、その気持ちを特定の型にはめこむチカラがあります。
だからこそ、一番しっくりハマる型を選ぶために、
「どうして愛情って言葉を選ぼうと思ったのか?」と
心に深くたずねると、「愛情」以外の言葉が浮かぶかもしれません。
言葉は、想いを伝える道具です。
でも、道具としてただ並べるだけでは、気持ちは伝わりません。
かっこいい言葉を使うより、おしゃれな言葉を選ぶより、
拙くても未熟でも、想いをより鮮明に表現する言葉を探そうとすること。
それだけで、「わかる!」と、感じてくれる人が増えるはず◎
心の中にある想いと、ぴったり重なる言葉を
いつでも探していきたいです。
noteの世界には、「心のカタチ」を「ちょうどいい言葉」で表現できる方がとても多いと感じます。だからここは、居心地のいい世界なんですね。
みなさん、いつもステキな言葉をありがとう。
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