鉄の匂い 血の匂い

朝から親しい老人二人を
傷つけてしまった。

僕の詩集の感想に頭にきたので
反論したのだ
「疲れたから降りる」
「ついていけない 感心しない」
と言われた。
なので傷つけた。
仕返ししたのだ。

僕にとって「詩」がまるで
資本主義になっているような気分。
詩さえなければ
悔しがる必要もない
向こうだって「よかれ」と思って言っている。

それなりに理由があるわけだ。
インドを語ることも
銀座で絵の展覧会をすることも。

足の脛が意味不明に痒くなって
かきむしった。
黒白猫が僕を見ている。

鉄の匂い。
ディズニープラスのアップデート

血の感触
白いパジャマが赤くなる

詩的抒情ってなんだ
結局神学論争かつまり陣取 
覇権争い

どこもかしこも
勝ち負けだらけで
いやんになる

老いを認められない

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