夏至をすぎてVOY 人生のロケット切り離し そして はじめに言葉ありき へと

昨日詩誌【VOY】の最後の合評会を行った
nostalghia氏と田代氏が新たに参加し 
詩の船は9人の乗り物になった
①水戸のブルトン 磯崎寛也
②難波の都の都 都圭晴
③加藤清正的な 加藤英俊
の3人は大阪文学学校の
「詩のボクシング」
で出会った
発起人の3人である
(ブルトンと難波の出会いは正確には夏季合宿である)
メンバーとの出会いを北から説明すると
④仙台の現代美術家菊地氏はギャラリーアイショーミウラがまだナンヅカアンダーグラウンドか渋谷にあった時に
⑤大洗の音楽家白丸氏はクラブCo-MunE(コミューン)で僕がDJをやった時に
⑥東京のnostalghiaこと佐藤氏は日本現代詩人会で
⑦磯崎隼士氏は銀座蔦屋のギャラリーで僕が『ピルグリム』を出版した時に
⑧京都の彫刻家田代氏はギタリスト渥美幸裕氏とコラボをした時に
⑨京都のアーティスト田丸氏は西行庵でパフォーマンスをした時に
出会って
直感的に一緒に活動できると感じた
菊地氏をのぞいてすべて詩の活動を通じて出会い
この人は、という人に声をかけた

経営者として毎日資金繰り、人事、営業、事業開発に身も心も奪われていた時には
決して出会えない人たちであり
できない創作活動である
勿論 優先順位の問題が大きい
脳と体の使い方 
コミュニケーションを大きく変えないと
ここには来れなかった

そして
夏至の日に
20年続けた
若年者雇用の集まりからも身を引いた
2000年代の頭に
失業率が高かったことなど
皆忘れている
思い出せば不安定な時代だった
日本は失われた30年
経済的にどんどん弱くなっているとされ
就職氷河期もあっだが
経済社会的には
リーマンショックや
派遣村事件など過去にあったことから考えたら
ずいぶんと落ち着いている
賃金はあまり増えないが
雇用の安定の方が
大切だ
最近ではインバウンドが驚異的に増え、
外貨も相当落としてもらっている
コロナ対策とか 自殺問題とかあるけど
日本はまだうまくやっている
(貧困が増えているとはいえど 餓死者がいるわけではない)
そんな中で
【雇用】と【エネルギー】と【アート】の三本柱で生きて行こうと30代で考えてきた磯崎ロケットは、エネルギーブースターを切り離し、雇用エンジンを切り離し、最後に残ったアート衛星の中でも、言語カテゴリーに集中していくことになる

詩人は基本的にお金を稼ぐためにする職業ではなく栗原さんがいうように生き方なので、ぼくはこの生き方に集中することになった

良識ある市民として与えられた責務を果たし
煩わしいものを切り離し
自由を手に入れた僕は
孤独と不安はあれど
本当にシンプルになった
エネルギーは減っていき
ほとんどの機能は摩耗いくだろう
おそらく言葉は死ぬまで残り劣化しないはずだ

もちろん この安定した社会のプラットフォームの恩恵をこうむっていることは忘れない
右手人差し指でスマホに文字を書く
それ以上にシンプルな表現行為はないだろう
それに早めに集中する
テクノロジーを使って

昨夜アートや詩を生き方の中心に置いている9人が一堂に介し、深夜にそれぞれの作品の合評を行っている
表現について
世界について
話している

2024年の夏至は記念すべき日となった

僕はこうして新しい人間になり 新しい社会に生きようととしている 人工ヒエラルキーのサバイバルゲームで消耗するのは向いていない 消費によるステイタスの獲得には刺激はあるが救いがない 

今ここで僕らはデジタル羊の夢をみる

この偉大な試み『VOY』が
世間の注目を集め
最もシンプルで
最もラディカルな
創作のあり方によって
次の世界の啓示となることを
確信している

願わくば
多くの人に注目され
時代の寵児となり
境界のダンスによって
今の世界に
新しい風を
送れたらと切に願う

はじめに言葉ありきという
言葉を信じている




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