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スポーツ科学と現場

スポーツ科学の聞いてまず何を思い浮かべますか?



専門の機械を体にまとって、

「100m走のスタートの膝の角度が〜…」

とか

「バットを振るときのひじが〜…」

的な感じだろうか。そういった環境の中でトレーニングできる選手ってごくわずかである。




そういった環境の中でトレーニングできる選手ってごくわずかである。

実際に全国の部活動を見ても専門的にスポーツ科学を取り入れている現場ってほぼないはず。


そのために間違った指導法、練習メニューってかなりの量存在している。



大半が昔から言われてきていることや根拠のないそれっぽいものや、指導者が学生時代にやってきたメニューなど。


サッカーでいうと、

走りのメニュー

がそれに該当すると思う。



日本のほとんどの指導者はかつて学生時代に走らされた経験があり、それをそのまま今の時代にも選手にさせる。

その走りのメニューの科学的な意味、試合への活かされ方を知らずに行っているのだ。

最もよくある例として、
練習後へとへとな状態で限界まで外周を走らせる

とか

ピッチのはじからはじまで○往復を○秒以内

とかそんな感じで選手の身体の状態は完全無視で、
走れなければメンタルが弱いとか、これじゃ○○高校には勝てないよとか走りをすべてに結びつけてくる。


実際にスポーツ科学の面からいってそういった走りのメニューってどういう意味があるんだろう。

専門的な心肺機能を鍛えるトレーニングと比較して効率はどうか。筋肉に与える悪い影響はあるか。





サッカーに限定して語ってきたが、中学や高校時代、いろんな部活動でも外周を走ったりしているのを見た。

走ることで解決するものって?
その時間にできる練習は?

そもそも卓球って走るっけ?とか笑

僕は走りのメニューがきらいだからこんなことが思いつくだけなのだろうか。

体育大学に通っていながら、朝7時から陸上トラックをひたすら走って、午後にサッカーの練習で対人メニューを限界まで追い込みました。

あれ、体育大学ってなんだっけ?

スポーツ科学ってどこで学べるんだっけ?

せっかく最新の研究でわかったことがたくさんあっても、それが一般に知れ渡らなければ意味はないし、現場に浸透させる必要はあると思う。
ましては体育大学ならもっと専門的な知識に身につけて、部活でもそれを実践するべきである。
指導者への指導、指導の勉強も必須であると思う。

そんなことを考えつりそうな足をストレッチしています。

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