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テラスハウス

テラスハウス(連続式の一戸建て集合住宅)は独特なカタチとして日本に浸透、一戸建ての気軽さとマンションの利便性がミックスされています
都市再生機構(日本住宅公団)が欧米様式を取り入れて供給し、日本の住宅の原風景ともなりました。
当時としては最先端をいく人気住宅だったそうです。
杉並区の阿佐ヶ谷団地テラスハウスは、建築家前川國男さんの初期の代表作。
テラスハウスの間をぬう路地や広場・花壇は、居住者が思い思いに利用していました。
井戸端会議が開かれるのもここ・・
今では希薄といわれているコミュニティーの形成に、寄与したのだと思います。
50年以上たつので建て替わりましたが…

ロンドンの住宅はテラスハウスが基本。
道路との間にドライエリアをつくり、前庭を設けて日照を確保しています。
玄関前に数段の階段があるのはこのためで、イギリスの住宅街の特徴となっています

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温泉発祥の地「バース」(Bathはこの街の名前から命名)はイギリス南西部の街。
ここの「サーカス」と「ロイヤルクレセント」はその代表。
前庭はきれいに整備された芝で、とても気持のいい場所でした。

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テラスハウスの原形はパリにあります。
17世紀初頭に建設され、まるで王宮のようなファサード…
実は36戸の連続接地型住宅!マレー地区のヴォージュ広場です。
建物で囲われた長方形の中庭には立派なゲートを通じて入ります。
一階はコリドー(通路)に面してカフェがありました。
王宮か美術館か特別な建物にいるような雰囲気。
居心地がいいので、しばらく”ぼ~”としていました(^^)

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