リモートワークで働ける人
先日のライトニングトークにて、
1. 「ブランク」がキャリアにもたらす影響
2. リモートワークで働ける人
3. パラレルワークの道をあゆむ
この3つについてお話しまして、いまの中身を順番に記事化しております。
先日は1つめの「ブランク」がキャリアにもたらす影響、について。
今回は2つのテーマ、 リモートワークで働ける人について、記事化してみます。
●リモートで働ける人とは?
いろんな条件があると思うんですが、私は以下の3つかなと。
・「目的」を見失わない人
・自分で考えて動ける人
・「個」を強くしたい人
以下、ひとつひとつ私なりの意見をば、綴ってまいります。
● リモートは手段であって、「目的」じゃない
働ける人=優秀かそうでないか、という議論ではなく、リモートでもストレス無く働き続けられる人(※)か、という意味なんですが、おそらくストレス無く働くには、「目的」がはっきり見えている必要があるんだろうなと。
※働き続けられる=会社にもずっと貢献し続けられる、という意味も含む
リモートで働く時、「目的」が見えてないと辛くなりやすいです。特に強いられてリモート環境になった人は特に。でもこの「目的」っておそらく「仕事のため」ではなく、「私事のため」で。
コロナ拡散を防ぎながら働くため。出産後、子育てと両立したいため。家族と過ごす時間を増やしたいため(通勤時間を削減する、など)。きっとみんな「自分を、私を守るため」に、リモートを選んでいます。
私もかつて自分とメンバーの子育てのために、会社をフルリモートワークに切り替えました。私事のために、仕事の仕方を変えたんです。
仕事中心に考えるなら、「本当は会って話したほうがいい」とか、「会って説明したほうが早い」とか、「いままでの慣れたやりかたでできるし」とか。むしろリモートしたくなくなる理由のほうが多いんじゃないですかね。
でも、「自分がひとりの人間として、どうありたいから、この手段を選んでいるんだっけ?」そんな「目的」が、はっきり見えていれば、リモートでもどこでも、前向きに、能動的に働けるんじゃないかと思っています。
ま、いまのコロナ自粛によるストレスは、そんなもんでは解消できないほど、みんな大変ですけどね…。
●自分で考えて、動く
誰かに言われてパソコンの前に座る。これ入力してろって言われたからしてる。受け身で仕事してると、いつの日か思考停止して、動けなくなる日がやってきます。無論、目的も果たせなくなってくる。
ほら、よくキッチンにお醤油とろうと立ち上がったはずが、冷蔵庫の前まできて「あれ?何してたっけ」ってフリーズする瞬間。あんな感じです。
(あれ、、、私だけかな?)
無意識に慣れで動いていると、なぜ自分は「イマココ」か、がわかんなくなって、その途端動けなくなって、ハッと周囲を見渡した時、ものすごく不安になります。だって、自宅で1人だから。
オフィスの中で多くの人に紛れていると、なんとなく気が紛れるんですが、1人とただしんどく、ただ孤独な気分になるのが、受け身のリモートワーク。主体的に動けない人には、きっと辛いことだらけです。
「個」が強くなる
一方で、自分で動きたい、考えたい、という人にとってはとてもいい環境・手段かなと。なぜなら、移動時間などタスクの前後にロスタイムがない分、同じ1時間でもより多くのことが、並行して出来るようになる。下手したら同時進行で出来る。キャッチコピー考えながら、別案件のチャットで反応返して、会議の合間に洗濯機回ししつつ、次の会議前入る前に炊きあがったご飯かき混ぜる、とか。
当然、家事との両立もパラレルワークもしやすくなる。結果的に、短期間で実績も報酬も得やすくなる。
これが1社だけに勤めていたらどうでしょうか。1日8時間勤務だと夜だけ作業や、土日だけ作業、などになる。個が強くあるべき時代に、リモートという環境・手段は選ばないと損じゃないかとさえ私は思います。
●結論:リモートワークだろうがなんだろうが、目的がないとしんどい
リモートワークの関連の記事で、便利ツールや組織作りのHOWTOを学ぶのは、とてもいいことだと思います。でも、いままでの常識から脱するには「自分は何をしようとしてたんだっけ?」と、改めて自分自身の「目的」を考えることもすごく大事で。ブレやすくなるから。しんどいなーと思った時、何を大事にして、どっちに回避していいかわからなくなるから。だいそれた目的じゃなくていいと思います。めっちゃ個人的な理由でいい。
「自分がどうしたいのか。」
すげー短いけど、すげー大事な問いだなーと、いまつくづく思っています。
みんなが個々に考えた結果、アフターコロナの世界では、リモートでも働ける人・働きたい人はリモートの道へ、そうでない人はオフィス勤務へ。自ら道を選んでいける世界になるといいですね。
次回は3つめのお題「 パラレルワークの道をあゆむ」について。
ではまた。
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