初めてのKindle出版「無料キャンペーン」をやってみて
脱サラの小説家として細々と活動している瞬那浩人です。
今や出版不況と言われて久しいですが、電子書籍の伸びは堅調なようで、誰でも手軽に電子書籍が出せる時代になりました。
ですが、私の著作に電子書籍は無しです。何とも時代遅れのアナログ作家。
それが今回、縁あってヒーロー出版から初めて電子書籍を出版することになったのです。
Kindleの販売戦略には「無料キャンペーン」があります。
Amazonで買い物をしたことがある人なら、「無料キャンペーン期間」であれば、購入ボタンをポチっとすれば、スマホに書籍データがダウンロードされて、すぐに読めます。
本当にタダで本が読めてしまう。驚きです。
無料で販売しては作家に印税が入りません。でも、知名度の低い作家は多くの人に名前を知ってもらうことが大事であり、無料キャンペーン中にダウンロード数を稼いで、ランキング1位を取ると、Amazonのページで「お薦め」に出て来て宣伝になる。だから有料になっても電子書籍が売れるという話を出版社の社長から聞きました。
本当にそんなにうまくいくのかな?
私は半信半疑でしたが挑戦しました。
無料キャンペーン中はタダ働きみたいなものですが、私の販売数なんて高が知れているので印税なんて微々たるもの。それなら宣伝効果に期待しよう。そう考えた訳です。
3月13日からの5日間、無料キャンペーン中は「売れ筋ランキング・無料タイトル・ミステリー部門」で1位になりました。
「無料キャンペーン」が終わってから、定価の1,100円(税込)にするのではなく、3月18日の16時から、有料での最安値「99円キャンペーン」を始めました。これも出版社・社長のアドバイスでした。
初登場した時は「新着ランキング・ミステリー部門」で第2位でしたが、翌朝には第1位になりました。これにはちょっと驚きました。
3月19日の新着ランキングでは第1位ですが、新刊本以外を含めた「売れ筋ランキング・ミステリー部門」ではTOP100の圏外。まあ、無名作家の作品なんて、そんなものです。
ですが、「新着ランキング」で第1位を取ることで、注目度がアップし、「売れ筋ランキング」もジワジワ上がっていったのです。
そして今日、3月20日の時点でTOP100以内(65位)になっていました。
「隠蔽捜査」の今野敏先生、「名探偵ポアロ」のアガサ・クリスティ先生、ベストセラー「呪怨」の大石圭先生に挟まれています。
なんとも光栄なことですが、これは「99円キャンペーン」のおかげです。
著名な作家先生なら、こんな値段で売ったりはしません。
定価1,100円(税込)になったとたんに、ランキングが急降下するのは火を見るよりも明らかです。それでも、宣伝効果の凄さは実感しました。
Kindleの販売戦略「無料キャンペーン」、「99円キャンペーン」はなかなかのビジネスモデルです。これからKindleに挑戦される方は、是非ご参考にして下さい。
ちなみに、拙著の「99円キャンペーン」は設定上最長の3月26日迄やってます。
宣伝のためにショート動画を作りました。
FacebookとInstagramでリール動画にしています
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