冬はとっくに終わってしまっているけど「金沢冬の廻り舞台」についてちょっと書いてみます。2022年冬の備忘録も兼ねて。 天候不順の暗い季節、と思われがちな金沢の冬ですが(ある意味そうですが(^_^;))実は細かく激しく空模様が移り変わるダイナミックな季節でもあります。 実は日照時間もそこそこ(‘多い’とは決して言いません(^_^;))あるのに雨も多い金沢では晴れたり降ったりがデフォルトの天候。晩秋からはそれに拍車がかかってしばしば廻り舞台の様に目まぐるしく移り変わります。日
FAUCHONホテル京都全室に写真を入れる仕事では、ほぼ一年くらい‘ちょっと時間を作っては京都連泊’を繰り返し「メジャーな‘場’なれど普通あまり注視されない、でも京都の雰囲気は濃厚&客室の雰囲気にもマッチ(少なくとも邪魔はしない)そして作品としての魅力も兼ね備えた‘眺め’」を求めてひたすら歩き佇んだ。 金沢人の自分は「観光メディアが作り上げたイメージと実体」がまあまあ離れていることを日頃痛感(^_^;)しているので「まずは京都にじっくり身を置くこと(でリセット)」からかなぁ、
金沢に生まれ育ったお陰で‘この街特有’の感じ方、嗜好の偏り(^_^;)みたいなものが自然と育まれてしまった、様な気がする。降水量が多い割には日照時間はそこそこ(ザックリ東京の9割) 頻繁に降り上がるこの街では‘遥かなる雨上がりの空’が頻繁に出現し、虹も珍しくない。街中に雨の釉薬がかかって艶々しているところに陽が差す光景の美しさはこの街のデフォルト。雨がもたらす湿気による濃厚な季節の香りは折々の記憶に深く結びつき‘思いがけないタイミング’で喚起され不思議な心持ちになることもしば