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Album VESPERからspacemanノート

 2008年(随分前)にCDで発売開始したVESPERからspacemanに纏わるお話(当時のAmazonレビューはなかなか好評)その頃ファンだった方々が辿り着いた時のため、最近知り合った方の中でもの好き心を起こしてココに来てくれた人のために。
 こちらショートクリップ。宇宙船からの地球は僕的にイメージぴったり。

 子供の頃寝起きしていた部屋、東向きの縁側は軒先が長く隣家も近くて天地は狭かったけど、空を覗くのは好きだった(思い返せば窓が少ない不思議な家だった)
 そんな中でもある早秋の朝、香る風に誘われおもわず体を乗り出し覗いた空の圧倒的な肯定感(この星はこんなにも美しいよ!と空が語りかけてくれてる様な)は今でもよく覚えている

例えば雲はこんなカンジ。もっと全然明るかったけど。オトナになってから家の前で

 子供の頃から‘空が時折見せる圧倒的な肯定感’に強烈に惹かれていた自分にとって夏休みは‘それ’を(金沢の濃く甘い夏の夜の香りとセットで)体験する絶好の機会になり(昼間とは別世界、別次元でまったく想像以上だった)高校卒業以降はさらに「夏でも冬でも」好きな時に圧倒的な夜明けを満喫(冬は冬でまた透き通った香りがいい)してきた。

 ある頃から「太陽が昇ってくるのではなく地球が太陽に向かって回転しているのだ」とまあ、当たり前の事を意識し始め‘見渡す限りのこの大地全体’がゆっくりと回転している様、さらに太陽系全体が銀河の中をなかなかのスピードで移動している様子も想像し
僕たちは地球に乗って宇宙を回転しながら(螺旋を描きながら)突き進んでいるのだ」とも意識するようになった。

現在住んでいるマンション極近の浅野川大橋から。2023年撮影。僕たちを乗せた大地が夜明けに向かって絶賛回転中。  こんな風景によく合う曲。

 「無限に広がる向こう側から何かがきそう」なワクワクを否応なしに感じつつ。
 長くなりましたが・・・‘夜明けに浸りながら自分が乗っている地球が宇宙を突き進んでいることも想像して心がフワフワしている状態’を音楽にしたので‘spaceman’というタイトルに(歌詞は特になくて、メロティーに釣られて口から出てきた音のカタチ、みたいなところです)お楽しみ頂ければ。
 アルバム全体、Apple Musicにもあります(Amazon Musicにもあります)



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