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甘く妖しい金沢の真夏の真夜中をそのまま楽曲化してみた

 ‘vesper’は(今ではちょっと‘アレ’なタイトルですがなにしろ2008年制作なので)アルバム(って概念もうないか)の中で最も表現したかった‘心地よい感情が幾重にも折り重なって醸成された’漠然とした想いの楽曲。(ま、音楽は基本そんなモノでしょうけど)

映像にするとこんな感じ(抽象的なモーションの連なり)

 生まれ育った金沢は雨が多く湿度が高く緑も多く季節の細やかな香りがとても濃厚(街の中心まで緑が豊富な崖地が入り込んでいることも大きなポイント。そして兼六園、金沢城周辺が抱える緑も相当なもの)特に晩春から盛夏にかけて夕暮れから街を満たす濃い緑の(時に刺激的な花の)香りは街をちょっと違った次元へ‘勝手に’移行させてしまう、様に思う。
 5月の始め頃から時々街中を満たす透き通った青い香り(椎木や栗やどんぐりの木やらの花の香り)は軽い胸騒ぎを覚えるくらい魅惑的、僕的には。
 実家のすぐ近くには、夜当たり前にフクロウが鳴く、大木が何本もある猿丸神社があって、ベランダから木々の‘大きな黒い塊’を見やりつつ漂う香りを思いっきり吸い込みつつ、甘く妖しい闇への想像を果てしなく膨らせただただワクワクしていた。ちょっとヘンな人かも・・・
 この曲はそういう甘く妖しい闇についての想い、膨らむ想像をまるっと楽曲化したもの。自分的にはなかなか上手く行ったなぁと。まあね。

 私が撮影した金沢の印象的な光景で組んだスライドショーMovie。‘官能都市’kanazawaというテーマで。イベント用に制作

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