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ASO(アプリストア最適化)用語集 【随時更新中】

■ このnoteは何?
こんにちは!Repro Growth Marketer の稲田宙人(@HirotoInada)です。

日本において、ASO(アプリストア最適化)に関連する情報は量として少ないにも関わらず玉石混交であるのが現実です。
その中で多くの方が悩まれるのが、ASO関連の用語の正しい定義です。

このnoteは正しいASOが日本にも広がることを目的として、ASO関連用語を解説していく用語集になります。

※ 最終更新日:2020/05/12 
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【ASO】

App Store Optimizationの略で、アプリストア最適化のことを指します。ASOは自然流入増加のためのSEOとDL率増加のためのCROの両方を取り組むことが重要です。

【AppStoreConnect】

App Storeで公開したiOSアプリを管理するためのツールです。主に アプリ各バージョンのリリース申請を行う、申請するアプリのテスト配信をする、App Store上の契約や支払い関係を管理する、アプリの使用状況やアプリページの閲覧状況を分析することができます。

App Analytics
ユーザーエンゲージメント、マーケティングキャンペーン、収益化などを測定するためのツールです。「概要」「メトリックス」「ソース」「リテンション率」の4つの項目から構成されています。

・IMP(インプレッション数)
ASOにおけるインプレッション数は、AppStore内でアプリのアイコンが表示された数です。
具体的には検索結果画面のリストで表示された数やランキング、フィーチャーでの表示、プロダクトページ閲覧数が対象となります。インプレッション数を増加させるためにはキーワード対策やプロモーションを行うことが重要です。

・PV(プロダクトページ閲覧数)
ASOにおけるPV数は、AppStore内でアプリの詳細ページに流入した数です。
具体的には検索結果画面やランキング、フィーチャー、広告などをクリックしてアプリ詳細ページに訪れた数となります。PV数を増加させるためには、ユーザーに見えるスクリーンショットやアイコンを最適化することが重要です。

・ユニット数
ASOにおけるユニット数は、AppStoreでアプリをダウンロードした数です。同じAppleIDからのダウンロードや再ダウンロードはカウントされません。
ユニット数を増加させるためには、キーワード最適化とCVR最適化の両方が重要となります。

・インストール数
ASOにおけるインストール数は、AppStoreでアプリをダウンロードした数です。ユニット数と異なる点として、同じAppleIDからのダウンロード数や再ダウンロード数も含まれます。(オプトインのみ)

・オプトイン
利用者情報の共有に同意したユーザーを指します。Appアナリティクスでは「インストール数」、「セッション数」、「アクティブなデバイス数」、「過去30日のアクティブなデバイス数」、「クラッシュ数」、「使用率」がオプトインの数字となっています。

【GooglePlayConsole】

PlayStoreで公開したアプリを管理するためのツールです。主にアプリの各バージョンのリリース申請や、ABテストの実施、アプリをダウンロードしたユーザーの流入経路や継続率の分析、売上の管理などができます。

・ユーザー獲得レポート
GooglePlayConsoleの機能の一つ。ユーザー獲得レポートを使用することでユーザーがどのチャンネルからアプリ詳細ページに流入したか、インストールされたかを把握できます。
またリテンション率の高いユーザーがどこから流入したかを知ることで、注力する施策やキーワードの精査ができます。

・A/Bテスト
PlaySroreでストア掲載情報を最適化するために、どのスクリーンショットやテキスト、言語が効果的なのかテストができます。
A/Bテストでは6つの要素をテストすることができますが、一度に複数の要素でテストすると分析が困難になるため、一つの要素でテストするのがおすすめです。

・タグ
GoolgePlayConsoleのストア掲載情報の分類_タグを管理から、関連のあるタグを最大5つまで設定できます。
タグを追加することで、特定のクエリではタグが表示されキーワード検索結果やカテゴリにも影響を与え、PlayStore内でユーザーがアプリを見つけやすくなります。

・コンバージョン率のベンチマーク
自社アプリと類似アプリのコンバージョン率を比較でき、ASOの目標設定をする上で参考になる箇所となります。ユーザー獲得の獲得レポート、PlayStore(オーガニック)から確認でき、算出方法はインプレッション数と訪問者数から算出されています。

【metaデータ】

・タイトル
ユーザーがアプリを見つけてダウンロードする上で影響を与える箇所です。上限文字数は、AppStore...30字・PlayStore...50字まで設定できます。
両OS共にキーワード順位に元も影響のある箇所のため、最も順位を上げたいキーワードを設定するのがおすすめです。

・サブタイトル(AppStore)
タイトルの下に表示され、30文字まで設定できます。タイトルの次にキーワード順位に影響のある箇所なので、アプリの概要を簡潔な言葉でまとめつつ、注力したいキーワードを設定することが重要です。

・簡単な説明文(PlayStore)
スクリーンショットの下に表示され、80文字まで設定できます。
検索結果やアプリ詳細ページに流入した際に見える箇所なので、DLしたくなる文章にすることが重要です。またタイトルの次に順位に影響がある箇所なので、タイトルに設定したキーワードやその次に重要なキーワードを設定するのがおすすめです。

・詳細な説明文(PlayStore)
アプリ詳細ページでスクリーンショットの下の簡単な説明文の「もっと見る」を押すと表示される。最大4000字まで設定でき、HTMLを使用して太字や色付けなどの装飾ができます。
iOSと異なり説明文に含まれるキーワードの含有率が順位に影響します。

・AppStoreConnectキーワード(AppStore)
AppStoreConnectで複数のキーワードをスペースなしのカンマ区切りで100文字まで登録できる。ユーザーの目に触れない且つキーワード順位に影響する箇所なので、タイトルやサブタイトルに設定しきれなかったキーワード、アプリ名やコアキーワードの表記揺れを設定するのがおすすめです。

・プロモーションテキスト(AppStore)
AppStoreで説明文の上に表示され、審査不要でいつでも更新できます。上限文字数は170字です。
キーワード順位に影響はしませんが、CVR(DL率)に影響を与える箇所なので新機能の宣伝や期間限定のセール情報などを紹介するのがおすすめです。

・レビュー
ユーザーがアプリをDLするか否か判断する際に、重要となる要素です。
ユーザーがアプリを評価できるのは、1つのアプリにつき1回のみですが更新は可能なので、レビューに返信することで評価の見直しを行ってくれる可能性があります。またユーザーのレビューに含まれるキーワードは順位に影響する箇所とされています。

・評価
★1〜5のスコアで評価され、レビューと同様にアプリをダウンロードするか否か判断する際に、重要となる要素です。
またキーワード順位のアルゴリズムにも影響してきます。AppStoreでは、バージョンアップ時に評価のリセットが可能です。

・動画
AppStoreでは最大30秒の動画を3枚、PlayStoreも最大30秒でYouTubeのURLを入力すると動画を設定できます。
動画を最後まで視聴するユーザーは少ないので、スクリーンショットと同じ画像やキャプションを避け20秒程度にまとめることでCVRが上昇する可能性があります。

・スクリーンショット
AppStoreでは最大10枚、PlayStoreでは最大8枚設定できます。検索一覧では縦向きの場合3枚は表示されるので、4枚以上は設定するようにしましょう。
iOS、Android共にCVRに影響する箇所のため、アプリ画面のキャプチャ以外に短く明確にアプリのアピールポイントを訴求することでCVR上昇する可能性があります。またGooglePlayConsoleではスクリーンショットのA/Bテストができます。

・アイコン
検索結果やアプリ詳細ページに入ってからも目に触れるので、CVRに大きく影響する箇所となります。
アイコンの最適化をするには、テキストの入れすぎや競合アプリと差別化ができるようにシンプルに作成するようにしましょう。またGooglePlayConsoleではアイコンのA/Bテストを行うことができます。

・カテゴリ(iOS)
iOSではプライマリカテゴリとセカンダリカテゴリを選択できます。カテゴリ名に入っているキーワードはインデックスされるので、タイトルなどで対策する必要はありません。
ユーザーがアプリを探すときに、どのようなカテゴリで探すのか、競合アプリのカテゴリも考慮しながらカテゴリを決めるようにしましょう。

・カテゴリ(GooglePaly)
Androidでは大きく「アプリ」と「ゲーム」の2つのカテゴリに分かれており、そこからカテゴリを選択することができます。ユーザーがアプリを探すときに、どのようなカテゴリで探すのか、競合アプリのカテゴリも考慮しながらカテゴリを決めるようにしましょう。

・What's new(新機能)
アプリをアップデートした際に、変更点をユーザーに伝えることができる箇所です。
キーワード順位に影響はしませんが、ユーザーの要望に応えたアップデートやバグの修正を行た際は、新機能で伝えることでユーザー満足度向上に繋がります。

・ヘッダー画像(iOS)
Appleから選ばれたデベロッパーのみ詳細ページの一番上に表示されます。Appleの選定基準は非公開ですが、売上ランキングの上位200個の内、58%のアプリでヘッダー画像が設定されているそうです。

【AppStore】


・フィーチャー
AppStore上の「Todayタブ」「ゲームタブ」「Appタブ」「各カテゴリページ」タブでアプリが取り上げられることを指します。
取り上げてもらうための明確な方法は不明ですが、評価やリテンション率などが高水準であることが重要です。またAppleが用意している専用フォームからアピールすることで取り上げてくれる可能性があります。

【Other】


・ブラックハットASO
不正にランキングを上げたり、ユーザーを騙してダウンロードを促す施策です。例としてキーワードの詰め込みや、短期間DL数にブーストをかけて強引にキーワード検索の順位を上昇させる、サクラレビューを書くなどの施策です。
不正がバレた場合、アプリの公開停止やアカウントが凍結されるリスクがあります。

・リジェクト(AppStore)
AppStoreではストアに公開する前やアップデート時に審査が必要で、審査に通らなかったアプリはストアでの配信が認められません。
リジェクトされる要因は様々ですが、バグや、悪意あるコード、不適切な表現を含むと判断されたアプリなどがリジェクト対象に含まれます。

・アプリパック
Googleで関連する「キーワード+アプリ」で検索した際に、検索結果のトップに表示されるアプリだけを集めたものです。表示させるにはASOとSEOを対策することが重要とされています。
iOS端末ではAppStoreのアプリが表示され、Android端末ではPlayStoreのアプリが表示され、アイコンをクリックすることでアプリがダウンロードすることができるので、新規ユーザー獲得に効果的です。

【Ads】

・AppleSearchAds
Appleが運営する広告サービスで、AppStoreの検索結果でトップに表示されます。広告のimpやPV,ユニット数などはAppAnalyticsの「AppStoreの検索(オーガニック)」に計上されます。
広告の表示回数を増やすには関連性が影響してくるため、各metaデータにアプリと関連のあるキーワードを設定することが重要です。

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Reproはこの度、ASO(アプリストア最適化)に必要なノウハウと工数をカバーするツール「ASO Insight」をリリースしました。

キーワードを含めてタイトル等をどのように作成するかはマーケターの手作業でしたが、「ASO Insight」では、アプリタイトル等の要素を独自のアルゴリズムに基づき自動生成で生成します。

ASOで数々の実績を出してきたReproのASOエキスパートのノウハウが反映されるアルゴリズムとなっており、プロに運用委託するのと変わらないレベルの提案が得られます。

ASOにかけるリソースやノウハウがないという企業にとっては、非常に有望なサービスとなっています。
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