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#82 祝賀会だったはずの判決説明会

"逆転有罪判決"
私を信じて、ずっと支えてくださった市民の皆さんは、どのように受け止めているのだろうか。

無罪確定を祝う会は、判決説明会に変わりました。
冬が近づき、寒さが増してきた会場。そこには、多くの市民が待っていました。

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判決直後に、マスコミには配られた判決書の要旨が、当事者である私と弁護人には配られない。
市議会議長が裁判所を訪れても、数日経っても、反応がありませんでした。

ここで少し、捜査機関と報道機関の関係について感じることを記します。
2020年、検察庁法改正案が大きな議論となりました。
議論の内容とは別に、黒川東京高検検事長が新型コロナウイルス感染対策による外出自粛の要請中、新聞記者と賭けマージャンをしていたということが発覚しました。

黒川検事長、「賭けマージャンで辞職」の衝撃度

黒川検事長は辞職し、検察庁法改正案も見送られ、この話題は片付けられてしまいました。

賭け麻雀やコロナ禍にフォーカスされたこのニュース。しかし、最も注視すべきなのは、新聞記者と検事長がこれほどまでに親密な関係を築いている事ではないでしょうか。検察のトップと権力を監視するマスコミ。よりによって法律違反である賭け麻雀を平然とできてしまう秘密を持ち合う間柄であることに、異常性を感じます。
検察幹部ともなれば他へ漏らしてはいけない情報を山のように持っている立場。記者からすれば、これ以上にない情報源です。

その立場だからこそ持てる情報を盾に、メディアをコントロールしている現状。
"特ダネ"を競い合い"特オチ"を恐れ、情報源の機嫌取りをする力関係。
問題ある関係にメスを入れる必要があると思います。
第一、情報源は、私たちの税金と権限を預けている公務員なのですから。

そして、そんな捜査機関からの無責任な情報により、一人の人を貶め、傷つけている現状も変えなければなりません。

私の事件に戻します。

控訴審、逆転有罪判決の日の夕方、無罪判決を確信していた後援会、支援者の人たちが「祝賀会」を準備してくれていましたが、逆転有罪判決を受け、急遽、祝賀会は「判決説明会」に切り替えることになりました。
逆転有罪判決は、テレビの速報で伝えられ、夕方のニュースでも大きく取り上げられていました。

説明会の会場には多くの市民の皆さんが詰め寄せていました。
肌寒く、外はすっかり暗くなっていました。

(説明会では、感情的な厳しい意見もあるだろう)
心の準備をしていましたが、会場の全ての人が郷原弁護士の説明にじっと耳を傾け、人によっては配られた資料に何度もメモを取っていました。

説明が終わり、質疑の時間には

「判決に対して到底理解ができない!」
「こんな話、おかしくないですか?」

会場からは、私の気持ちを代弁する意見が飛び交いました。

説明会終了後、会場を出ていく人たちからは

「市長、やめたらあかんぞ、最後まで闘え!」
「こんなところで辞めないでね」

そんな声を多くいただき、一人ひとりと握手を交わすと、涙が止まりませんでした。


現在、こちらの"note"を再編集した上で、
本として出版するためのクラウドファンディングを行っています。
残り5日。ネクストゴールに挑戦中です!
2014年の事件から7年が経過しました。
私にとっては思い出したくないような辛い経験でしたが、この事件を風化させてはいけないと考えています。このような事件を生み出してしまう社会を変え、同じような冤罪事件が2度と起こらないように、社会課題と向き合っていきたいと思います。
ご支援、また一人でも多くの方に拡散していただきますよう、よろしくお願いいたします。


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