動きを作り出す”筋膜”の連動
こんにちは、身体機能研究家の小林洋太です。
からだを支えるのは筋肉 ”じゃないよ!!”という話から読んでいただけると理解が早いと思います。
私たちのからだは立体的な構造をしていて(当たり前ですが…)
それを構成する大きな要素は”筋膜”という臓器だよというのが今回の話です。
筋膜って?
ざっくり説明をすると、筋膜は、からだの中にある水路のようなものです。
それを使って、からだ中の組織に潤いを供給しているのです。
ということで、からだが引っ張られることなく伸び伸び動けるということは
組織が乾燥していない=水分供給が滞りなくできているということ。
逆に、からだが伸び伸び動かせないということは
組織が乾燥している=水分供給が滞っている=筋膜に張力がないということです。
つまり、筋膜に張力がない=からだがギュッと縮まっている、構造が内部に対して崩れているということです。
結果、からだは痛みや動作の引っかかりなどの不調を起こして、知らせてくれているわけです。
ちょっと専門的な話になりましたが、もっとわかりやすく例えるなら。
テントのポールが骨、テントの生地が筋膜、テンションをかけるために引っ張ってるガイロープが筋肉で、それらが構造を支えているみたいな感じです。
筋膜のつながり
からだ中に張り巡らされたネットワークである筋膜は、上記の図のようなつながりがあります。
からだの背面をつなぐライン
からだの前面をつなぐライン
からだの側面をつなぐライン
(他にもからだをつなぐラインはありますが…)
これらの筋膜のつながりが互いに連動しながら、私たちのからだは動いているわけです。
以前にも書きましたが、長時間同じ姿勢でいることや、長期間にわたり同じ動作を繰り返すことで、重力が作用して筋膜をギュッと圧縮することになり
そうして次第に、姿勢が固まっていくことになります。
暮らしの中で日々決まった動きをするだけではなく、より多面的で豊富な種類の動きを取り入れるようにすることが、からだのフレッシュに機能的に保つ方法です。
階段を上がるのが辛くなったから、スクワットをするのではなく。。。
お腹が出てきたから、腹筋運動をするのでもなく。。。
そもそもからだは自由に動かすことができるわけですから、決まった動きを繰り返す筋トレじゃない方法を暮らしに取り入れましょう。
面白くて、楽しくて、継続できる身体活動を暮らしの中に◎
読者のみなさまからの”いいね♡”と”フォロー”が励みになります。
もしよかったら、いいね♡押してくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?