姿勢と重力の関係性、からだを支えるのは…
こんにちは、ボディワーカーの小林洋太です。
今日はシリーズ「姿勢と重力の関係性」の中でも核心に迫ります!
世の中に”体幹”という変な言葉が出始めてから20年ほどでしょうか…
その結果、からだを支えるのは強靭な筋肉だ!!という幻想が蔓延ってしまいました🤷♂️やれやれです。
もし、もしですよ?
現在、大前提として信じられていることが、間違っていたとしたら。。。
その場合、結果にも大きな違いが生まれてくることになりますよね?
地球は止まっていて、その他の惑星が地球の周りを回っているのか…
地球もその他の惑星も円周運動をしているのか…
このように天動説と地動説では、全く宇宙への理解が変わってくるわけです。
からだを支えるのは本当に筋肉ですか??
だとしたら、赤ん坊が歩行をするまでには相当ハードなトレーニングをしているんでしょう!!
サラリーマンをしているお父さん、お母さんには専門的な知識がありませんから、優秀なパーソナルトレーナーが必要ですね!!!
約12ヶ月で立って歩き始めるので、トレーニング効率を高めるためにプロテインも必要になります!!
って、そんなわけないじゃん!!って思いませんか?
ですよね?!
同じく、動物がトレーニングをしているというのも聞いたことがありません。
だとしたら、私たちだけに当てはめようとしているからだを支えているのは強靭な筋肉だ!ということに多少なりと疑問が生じる。
いや、疑問を持ってもらいたいのです。
そもそも腹筋をギュッと硬くすることでからだを支えられるわけがありません。そんな発想こそ間違っているのです。
体幹・腹筋(シックスパック)は残念ですが幻想です。
ちなみに、海月って知ってますか?
そう、水の中でふわふわして漂っているやつらです。
知っての通り、彼らは水の中でしか生きていくことができないのですが
水から上がると、ぶよぶよのゼリーみたいな状態になって動くことすらできません。
主成分が水だからではなく、水圧と大気圧の特性が少し違うからなんです。
一旦、水から上がったクラゲも、もう一度水に戻せばまた動き出します。
彼らは大気圧にこそ潰されますが、水の中では浮力が生じるため、水に身を委ねて動きます。
これですよ!!!!!!
水圧に押しつぶされまいと、必死にからだを縮めて耐えて耐えて動くのではない。
僕らも同じように、大気圧に押しつぶされまいと、必死にからだを縮めて耐えて耐えてからだを固めて動くのではない。
からだの内側にあるのは…
からだの内側には、骨とか筋肉とか臓器とか、あれこれあるんだけれども
たっぷりと潤った組織、そしてそれらには”水”が含まれているわけです。
からだの中にある水に対して、薄い生ハムぐらいの筋肉を縮めてその水が外へ出ないように押さえつけることになんの意味があるのか…
そのグッと縮めている筋肉もまた、スポンジを絞ったように水分を外へと押し出すような状態になっているわけですから…
その状態を持続させることはできません。だって辛すぎるじゃないですか。
筋肉っていうのは伸び縮みするのがその役割なんですよね。
ずっと縮めているのはちょっと本来の役割からは逸脱している感じ。
からだの内側のスペースを感じて、外へと伸びる力(張力)を発揮させることができると、からだは呼吸のリズムが全身に伝わるように伸びやかに安定して動くようになるわけです。
内側にあるものの動きをイメージして、そのイメージをつなげて動きにフローを作り出す。
無理のない可動域で、快適に動けるスペースで。そんな感じです。
からだの内側にあって、体水分と密接に関わりのある一番大きな組織。それが”筋膜”です。
朝露がクモの巣について、その水が移動するような感じで
からだじゅうを繋いで大きなネットワークを形成するのが筋膜なのですが、
その筋膜の中に収まっている筋肉が小さく萎縮していては、内側のものを委ねることはできません。
結局のところ、からだを支えているのは構造(骨)そのものであり、その構造をニュートラルな状態にしておく筋膜をはじめとする柔らかい結合組織なのです。
なにかひとつを以てして、からだを安定させる(コアを安定させる)というのは難しく、それこそからだをどう捉えるかという私たちの意識ひとつなのかもしれません。
次回、からだの内側に広がる筋膜について少しお伝えしたいと考えています。
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