自分と世界を豊かにする3つの武器 高校生に贈る経済と投資の本当の話
「きょうは皆さんに『3つの武器』を授けます」
きょうの話は、ちょっと難しいかもしれません。
しかも、経済や経済学を学ぶときに最初に習う一般的な基本でもない。
あまり世の中で教えてもらえないことです。
でも、とても大事なことです。
もし大人になって生かせれば多分、何百万円か得します(笑)
もしかしたら、何%かの人にとっては、もう1桁上、1人か2人にとっては、それ以上の差が出るかもしれない。
そんな話をします。
少しだけ自己紹介を。
私は新聞記者で、今年で48歳。大学2年生、高2、中2と3人の娘がいます。娘に読ませようと家庭内で連載していた『おカネの教室』が、いろいろあって本になって、数万部売れています。
4年前、ロンドンに2年間、駐在した経験もあります。
私自身は子どものころ家庭が貧乏で、お金には苦労しました。大きな借金があってマイナスからのスタート。高校も大学も、受験は滑り止めなしの公立一本でした。塾に行ったこともありません。
そんな1円にもならない私の話は置いておいて、経済の話をしましょう。
講演のタイトル通り、テーマは『自分と世界を豊かにする3つの武器』です。
きょう、わたしは皆さんに3つの武器を授けます。
「1つ目の武器は『金利』です」
1つ目は「金利」です。
経済や投資を理解するうえで一番大事なのは金利です。
でも、あまり教えてもらえない。 ニュースでも株価と為替の話が中心です。
金利がなぜ大事か。
それは経済の温度計の役割を果たすからです。
経済が今、異常なのか、正常なのか。強すぎないか、弱すぎないか、ちょうど良いのか。それを測るのに一番頼りになるのは金利です。
旅行や留学で行く知らない国、あるいは自分の国を理解したい。
そんなときは金利を見るべきです。
この場合の金利は、国債、国が借金をするために出す債券の金利です。
国債のうち10年物、10年後に元本が返ってくる債券の金利を「長期金利」と言います。
これが経済の温度計として、とても大事なのです。
ちなみに今の日本の長期金利はだいたいゼロ。アメリカでも1%以下。欧州は慣習でドイツの金利を見ます。これはマイナス0.5%ぐらい。
つまり10年間お金を貸しても、ほとんどお金が増えないか、逆にお金が減ってしまう。そんな状態です。
金利は「このあたりが良い位置」というのが決まっています。
たとえば日本や欧米の先進国なら、長期金利は2%から5%ぐらいなら、経済はうまく回っている。
ここから上に行ったり、下に外れたら、何かがうまくいっていない。
新興国と呼ばれる国はもう少し体温が高い。金利の居所が高いところにあります。
日本の長期金利は私が記者になって25年、ほとんどずっと1%以下や、ゼロに近い状態です。
つまり、ずっと日本経済は何かがうまくいっていない。
これがいわゆるデフレとか、「失われた20年」と言われる状態です。
金利を見ていれば、これが正確に分かる。
株価は上がったり下がったりする。景気がいいと上がる。悪いと下がる。
今回のコロナウイルスの影響でも大きく下がった後に、急に戻ったりする。株価は情緒不安定なんですね(笑)
でも、金利はそんなに動かない。
長い目でみた経済の実力を映して動くからです。
金利は、コロナの影響は別にして、日本の経済の調子が悪い状態はそうそう変わらないと示している。
金利を見る癖をつける。
これは経済を見る目が確かになる、とても大事な話ですが、直接、何百万円も自分のお金に影響する話ではない(笑)
でも、この理解をベースにすると、自分のお金を守る、あるいは増やすときに大きな差が出てくるのです。
いま説明した長期金利、国債の金利は、投資の世界ではもっとも安全にお金をもうけられる金利、もっとも安全な投資先のリターンと考えます。リターンは「もうけ」を指します。
専門用語でこれを「リスクフリーレート」と言います。
リスクからフリー、つまりリスクがない。レートは金利です。
「その通貨圏の中で」という条件付きですが、国債がもっとも安全でリスクが低いと考える。
リスクフリーレートの国債の金利が今どこにあるのか、ちゃんと理解しておく。
そうすると、特に自分のお金を守るときに強力な威力を発揮します。
投資では、リターンを得るには必ずリスクを取らなければいけない。
リスクを取らないと、リターンはない。
そして、取るリスクとリターンは、だいたい比例します。
たとえば年5%、3か月で10%といったリターンで、ほぼノーリスクです、とうたう商品があったとする。
そんな話は、ほぼ間違いなく、詐欺です。
そんな商売はたくさんあります。
リスクフリーレートよりも高いリターンを「リスクなし」で提供できる商品はない。必ずリスクがある。
これを知っているだけで、インチキな投資話にひっかからないで済む。
この話を肝に銘じただけで、みなさんのうちの何人かは将来、100万円や200万円は損しないで済むはずです(笑)
絶対忘れないでください。
厄介なのは、そんなあからさまなインチキじゃなくても、リスクフリーレートの概念を分かっていないと損をすることがあることです。
実は、こっちの方が怖い。
のちほど詳しく話します。
この発想は、自分がお金を借りるときにも大事です。
借金するとき、年3%や5%の金利なら「ま、いいか」と思うかもしれない。
でも、我々は今、リスクフリーレートが0%の世界に住んでいます。
数%とか二けたの金利で借金するのは合理的じゃない。
本当にお金に困って仕方ないときもある。
でも、ちょっとした買い物を我慢できないからローンを組む、というのは賢明ではない。
これも、リスクフリーレートが分かっていれば避けられる。
住宅ローンの金利もそうです。
今の金利はとても低い。経済の低迷が長引いているので、リスクフリーレートに近寄る形で下がってきた。
それより前、金利が高い時期に借りた人とは数百万円の違いが出るケースもあるでしょう。
まとめておきます。
経済の温度計として国債の金利を見るのが大事。
しかも、それはあなたがリスクなしで得られるリターンも示している。
「これ」より上はリスクがある。
「2つ目の武器は『複利』です」
2つ目の武器は金利の応用、「複利」です。
複利は「利息に利息がつく」という考え方です。
1万円に5%の金利が付くと、1年後には1万500円になる。
2年目には1年目の利息の500円にも5%の金利がついて、利息が525円になる。
この雪だるま式で利息が増える仕組みが複利です。
これを「肌感覚」で理解すると、全然、違ってきます。
この複利の威力は、昔は商人や金貸しだけが知っている秘密でした。
お金を借りる方はよく分かっていなかった。気が付くと、あっという間に借金が膨れ上がった。
つまり、借りる側は、貸す側の「カモ」になっていた。
アインシュタインが「複利は人類最大の発明」という言葉を残しているくらいです。
大事なのは肌感覚で理解すること。それが難しいのが、複利の厄介で、面白くもある点です。
便利な方法があります。
「72の法則」です。
これは「72÷金利」で計算すると、お金が2倍になる期間が分かるというものです。
金利が5%なら、72÷5で、14年ほどで2倍になる(注 講演では間違えて12~13年と言ってしまいました。暗算が苦手で……)。
金利が2%なら36年と計算できる。実際には2%なら35年ほどなのでちょっとズレがあるけれど、2%から10%台ぐらいまで、「72の法則」はきれいに当てはまる。
これを知ると、どれぐらいのペースでお金を増やせば2倍になるかが肌感覚でつかみやすくなる。
たとえば7%なら10年でお金は2倍になる。2%と7%、そんなに大きな差がないように見えて、2倍になる期間は四半世紀分の違いがある。
2%と7%の間には「四半世紀分の時間が買える」だけのリスクの差があるということです。
さきほど、いろんな国の長期金利が下がっているというお話をしました。
銀行預金の金利というのは、この長期金利とそれほど差がない。
銀行預金では、複利でもお金はほとんど増えない。お金を増やすのがとても難しい時代です。
複利を理解すると分かるのは、元本、お金の元手を守ることの大切さです。
元本が減ると、雪だるま式に増やそうとしている元の「玉」が小さくなってしまう。小さくなると、元に戻すだけで時間がかかってしまう。
たとえばここに100万円あって、いきなり投資に失敗して50%の損失が出てしまった。
これを元に戻すには、お金を2倍にしなければならない。
50%の損失を取り戻すには、50%じゃなくて、100%のプラスが必要なのです。これは大変です。
世界一の投資家と言われるバフェットさんに、「誰だってゆっくりお金持ちになりたくない」という面白い名言があります。
誰だって、早く、若いうちにお金持ちになりたい。
でも、これは反語的な言葉です。
バフェットさんこそ、長期間で雪だるま式に資産を築いた人です。
複利を活用するには、リスクを取りすぎず、安定して、長期で投資することが大事。
でも、「投資が大事だ」と言うと、日本にはまだ「でも株式投資なんてギャンブルだ」という人がいます。パチンコや競馬と同じだろうと。
全然、違います。
その違いを、3つ目の武器でご説明します。
「3つ目の武器は『期待値』です」
次にお話するのは3つ目の武器、『期待値』です。
基本の基本だけ説明します。
サイコロは1から6の目が6分の1の確率で出る。この場合、出る目の期待値は3.5です。3.5という目はありませんが、1万回も振れば、平均はほぼ3.5になる。
結果とそれが得られる確率の掛け算で、「平均すると、どのぐらいのリターンが見込めるか」を計算するのが、期待値です。
「宝くじを買ったら、いくら手に入るか」を当選確率と賞金額から計算する。
株式投資なら、何%ぐらいの確率でどれぐらいもうかるかを計算する。
人間は、確率と期待値に基づいて合理的に判断するのがとても苦手です。
勉強して後天的に身につけるしかない。
興味があったら、行動経済学という分野の本を読んでみてください。
たとえば、『予想どおりに不合理」といった本なんて面白いでしょう。
人間はとかく非合理的な選択をしてしまう。
つまり、それは「狙い目」だということです。
そこが、あなたを「カモ」にするための狙い目なのです。
確率と期待値の概念がよく分からないまま、それをベースとしている金融や投資の世界に足を踏み入れる。
すると、あなたは「カモ」になります。
ひとつ目の武器、リスクフリーレートとの関係を整理します。
リスクフリーレートがゼロの世界では、期待値がマイナスの商品はたくさん生まれる。
「カモ」になると、あなたはこれを売りつけられてしまう。
リスクフリーレートが5%の世界であっても、2%の期待リターンの商品を売れば、売り手は3%分をもうけられる機会がある。
繰り返しますが、期待値とフリーリスクレートを考えて行動しないと、あなたは「カモ」にされてしまう。
さて、この期待値という視点で見ると、株式投資とギャンブルは全く違う行為です。
投資とは、期待値がプラスの行為です。
ギャンブルは、期待値がマイナスの行為です。
例えば競馬。あるレースの馬券を一人で買い占めれば、必ず馬券は当たりますが、必ず損します。JRAがもうけをぬいた後のお金を分配するのが競馬だからです。
宝くじもそうです。宝くじを買い占めると、お金はだいたい半分になる。期待値はマイナスなんです。
これらは、投資ではなく、ギャンブルです。
カジノもパチンコもそうです。
そうじゃなければ、店がつぶれている。
客の中には勝っている人もいる。
でも、それは「マイナス・サム」ゲーム中での話です。
「マイナス・サム」は参加者全員のリターンを足すとマイナスになる状態です。
カジノやパチンコ屋を含めると、「ゼロ・サム」になる。
店がかならず勝って、その分、客が負けている。
全体では何も生み出されない。
投資は「プラス・サム」ゲームです。
投資家がある企業に投資して、株の値上がりや配当で利益を得る。
同時に、その企業も投資家から受け取った資金を使ってビジネスを大きくして、利益を伸ばせる。
そういうことが起こり得る。
これが投資とギャンブルの大きな違いです。
「プラス・サム」のなかで、投資家がお金を増やそうとする。
期待値がプラスのもの、できるだけプラスが大きいものに投資する。
それがお金を世の中にうまく回すこと、富の再生産につながって、世の中も豊かになる。
これが投資です。
これを知っているかいないかで、大きな差が生まれる。
3つの武器をおさらいします。
経済の温度計であり、リスクとリターンを測る金利。
リターンを積み上げてお金を雪だるま式に増やす複利。
どこに投資するかを選ぶのに重要なのが期待値。
この3つを身につければ、経済と投資、世の中を見る目が違ってきます。
「最良の投資先は?」
ここまで理解すればあなたは一生で数百万円分、得します(笑)
でも、本当に伝えたいお話は、ここからです。
ここまではただのお金のお話でした。
今の話を聞いて、「じゃあ、どこに投資したらいい?」と疑問がわいた人は、センスがあります。
私は意図的に、それを避けて話してきました。
私が考える最良の投資先は「自分」です。
特に若い皆さんは、それがベストです。
お金を貯めてほしいものを買う。それを否定するつもりはありません。
でも、なんとなく使わないから貯めておこう、親に預かっておいてもらおう。そうやってお金が「死んでいる」人は、自分に投資しましょう。
お金がなくても「投資」はできます。
時間はお金より貴重です。それを自分に「投資」する。
勉強も、部活動も、クラブ活動もそう。
生きていくうえで、自分の糧になるもの。
自分が豊かになるもの。
自分が人間として少し大きくなれるもの。
そういうものに時間を使う。
なぜ自分への投資がベストか。
リスクフリーレートは、自分ではコントロールできない。
でも、自分への投資でどれぐらいのリターンを出せるかは、自分次第です。
もちろん、1日で100%、といった非現実的な目標は無理です。
でも「これぐらい自分を豊かにしよう」「自分をハッピーにしていこう」と自分でコントロールできる。
しかも、それを複利で増やせる。
昨日よりも豊かな自分が今日いて、1年後にはもっと豊かな自分がいる。
そこからの「伸びしろ」は、今より大きい。
人間の成長は、複利で加速するのです。
金融商品より有利なのは、税金がかからないことです(笑)
株式投資は、もうかると2割ほど税金がとられます。
お給料も、増えれば増えるほど、税金が高くなる。
自分への投資は、そういうロスがなく、とても効率が良い。
自分の中の「貯金」がどんどん膨らむ。
しかも、自分自身が大事だと信じる、自分が高めたい価値を高められる。
正しい選択をすれば、期待値はプラスにできるはずです。
これを裏返すと、期待値がマイナスになるようなことをやるのは、とてももったいない。
自分の失敗談を話すと、私は新聞記者になってから2度ほど、ひどく体調を崩したことがあります。
忙しいからと、実力以上に無理をしてしまった。
体を壊す、自分を大事にしないというのは、さきほどの複利で「やってはいけないこと」に挙げた「元本を大きく減らす」に当たります。
リカバリーにすごく時間がかかる。
自己投資では、価値を高める「攻め」だけじゃなく、自分を「守る」、自分の体と心を大事する、ダメージを避ける視点も欠かせない。
お金で換算した価値という狭い視点ではなくて、1年後、5年後、10年後の自分が今よりも豊かな自分になれるように、ちゃんと自分を守ってあげる。
「72の法則」で言えば、 1か月で2%、自分が成長できれば、高校3年で2倍の自分になれる。
1か月6%伸びれば、1年で2倍、3年なら2かける2かける2で、卒業までに8倍の自分になれる。
そんなペースで成長できれば、できないことはないと思うのです。
大人になっても、これは変わりません。
さすがに大人になるとそんなペースでは成長するのは難しい。
でも、去年よりは今年、今年よりは来年と、1%でも2%でも成長させられるように努力すれば、自分の人生が豊かなものになっていると実感できる。
最強の投資先である「自分」に投資しながら、余裕が出てきたら、株式投資などでお金もちゃんと増やす。そのときには「3つの武器」を使う。
「うまい話には裏があると言いますが…」
こういう「うまい話」を大人がする。
うさんくさいですねぇ(笑)
うまい投資話、うまい金融商品には裏がある。そんな話をしたばかりです。
でも、皆さんが豊かになるのは、私にとってもプラスなんです。
経済は「プラス・サム」ゲームです。
皆さんが自分に投資して豊かになれば、社会も豊かになる。
皆さんがお金を増やそうと投資するのも「プラス・サム」ゲームです。
そうやって社会、世界が豊かになると、私の老後が安泰になる(笑)
だから皆さんにはぜひ、豊かになってほしい。
これは冗談ですけど、でも、人類はそうやって豊かになってきたんです。
今言った「プラス・サム」の世界で人間が富を蓄積できるようになったのは、だいたいここ150年、200年ほどのことです。
世界の人口やGDPはその間に急激に増えました。
それまでは世界は停滞していた。人類は複利で富を生めなかった。
なぜなら、富を生む主な手段が農業だったからです。土地には限りがある。
その限界を工業化が破った。
お金をうまく回す世界もなかった。
かつて金融は、略奪的で、貸し手だけが儲かるようなビジネスだった。
今はそうじゃない。
金融の世界は段々、「プラス・サム」の世界に動いています。
「貸す方だけが儲かる」は焼き畑農業みたいなものです。
そうじゃなくて、貸す側、借りる側、社会全体も利益がある、「豊かになる船」にみんなで一緒に乗ろうという方向に向かっている。
そういう形で投資を取り巻く形が急激に変わっている。
詐欺みたいな商品はなくなっていないし、たぶん未来永劫、なくならないでしょう。
それでも段々、進歩はしている。
具体的には、金融の世界でも、国連のSDGs(持続可能な開発目標)や、ESG(環境=Environment・社会=Social・企業統治=Governance)を重視した手法などが急激に広がっている。
これはプロ、金融商品を供給する人たちが段々まともになっているということですが、利用する側の我々も賢くなっていかなければならない。
インチキ商品と、まともなものを見分ける。
そのためにお話しした「3つの武器」が大事なわけです。
私のお話は、これで終わりです。
今年の受験生は大変ですね。
きょうお伝えした経済の話は、受験よりもちょっと先の話に感じられるかもしれない。
でも、これから希望の学部を詰めていく時期に知っておけば、将来の仕事やキャリアを考えるとき、何かのヒントになるだろうと思います。
皆さんが志望校に受かって、豊かな人生を歩めることをお祈りします。
きょうはありがとうございました。
講演を終えて
講演は『おカネの教室』を読んでくださった同校のS先生の依頼で実現した。ライブの対話方式でやろうと準備を進めていたのだが、新型コロナウイルスの影響でリモートでの講演となった。
リモートはどうしても「伝える力」は落ちる。
それを勘定に入れて、当たり障りのない経済の一般論ではなく、「少人数でも『刺さる』話をしよう」と決めた。
ちょっとハードルが高いうえ、ほぼアドリブでしゃべったので、講演は「楽しんで話すので、頑張って聞いてください」状態になった。
動画を見返すと「ニヤニヤしすぎだぞ、このオジサン」と苦笑するほど私が楽しそうだ。
私の話がどれぐらい「刺さった」のかは分からないが、S先生から、帰宅時の校門で「今までの講演で一番面白かった」と雑談する声を聞いたと伺った。少しホッとした。
こういうのは、楽しいですねぇ。
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ご愛読ありがとうございます。
note、あれこれ書いてます。まずはこちらのガイドブック投稿からご覧いただければ。
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異色の経済青春小説「おカネの教室」もよろしくお願いします。
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