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#1 変化を見定め行動しよう


リカレント?

昨今よく言われる「リカレント教育」とは、「(社会人の)学びなおし」と換言されることが多い。

「学びなおし」というと、昔学んだことをアップデートするような印象だが、ここでは「(高校や大学など)学校卒業後、仕事につながる技能を新たに学び習得する」といったニュアンスだ。

最初の選択で人生が決まるなんて理不尽だ

人生100年時代、なんなら定年も75歳だそれ以上だと言われる世の中で、学校卒業後に選んだ仕事だけ黙々とやり続けることなんて、できるだろうか?

場合によっては50年以上同じ仕事をやり続ける…そのことにゾッとするのは私だけではないはずだ。

もちろん、できれば凄いことなのだけど、最初に選んだ業界・職種が自分に合っているとは限らない。

「やり直せるならそうしたい」あるいは「別の仕事で自分の能力をもっと生かせないだろうか」と考える場面だって、きっとある。

ところが世の中、「未経験業種への転職希望?大歓迎です!」とはならないのだ。企業が気持ちだけの挑戦者を好んで採用することなど、ほどんどない。殊にこの記事の対象となっている40代ともなればチャレンジの機会は与えられず、結果的に多くの人は卒後最初に選んだ業界・職種に縛られがちとなる。

そんな状態で、あと2・30年働き続けなければならないとは、医学の進歩を呪いたくなるというもの。打開の機会が見つからず、それを理由に自殺する人の割合は中高年層で増加傾向であり、社会問題のひとつとなっている。

そんな理不尽を自らの手で乗り越える手段として注目されているのが、リカレント教育というわけだ。

何を学ぶ?

学びなおしと言っても、何を学べばよいのだろう?

それは自分の将来像をどうイメージするかにかかっている。次の問いに応えられるか、考えてみよう。

  • 今、どんなことに不安を感じているだろう?

  • 不安があるとしたら、その正体は何だろう?

  • なぜ自分はそこに不安を感じるのだろう?

  • それは今の自分や周りの力では解消できないのだろうか?(=状況の整理)

  • どんな能力があれば、それは解消するだろうか?(=学ぶこと)

  • 自分が助かったその先に、誰に何をもたらすことのできる自分が生まれるだろうか?(=学ぶ意義・戦略)

この問いに対する答えを模索することで、何を学ぶべきか、見えてくるはずだ。

凹みはチャンス!

学びなおしのきっかけは人それぞれだが、ポジションが変わったり上位職に就いたり、逆に期待した評価が得られなくて凹んだ時などはチャンスだ。

自分の役割が変わった時、凹むようなことがあった時を見逃さず、今の自分に不足しているものは?と自問しよう。

答えはすぐには見つからないかもしれないが、問い続け、考えを言葉にし、関連情報を探していくと、ある時偶然、答えに出会うものなのだ。

変化を見定め、行動しよう。


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