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#5 強みを作る過程を楽しもう


強みは急にはできない

「自分にはこれができるんじゃないか?」という閃きが本当に強みになるまでには、アウトプットし、評価され、改善を繰り返すという過程を経なければならない。
始めは試行段階なので、それで得られる収入はどうしても低いし、場合によってはコストのほうが高い。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    
全く評価されず、かえって凹む日々を過ごす…なんてことも十分起こりうる、というより寧ろ、そうなるとしたものだ。

Jカーブ

しかし、「自分の強みで何かの役に立ちたい」とイメージして行動していれば、経験が蓄積されていく。
やがてアウトプットの質が上がれば、それに伴って評価も収入も上がっていくとしたもので、これがよく言う「Jカーブ(下図)」だ。

マイナス時期はいつ明けるか分からない夜のようなもの。不安との闘いはつきものだ。

こうなるものだと知っていれば、マイナス時期を受容しやすくなるし、一方で「いつまでにプラスに転じなければ生活できなくなるか」考えることもできる。知っておくだけで行動が変わる重要な概念と言えるだろう。

プラスに転じる方法

以下、収益よりも評価に主眼を置いたニュアンスになるが、これをプラスに転じるには、やはり評価を受け入れて改善を繰り返す必要がある。

自分が「強みと思っていること」と「実際の評価」は必ずしも重ならない(下図)。
重なっているところは自分が自在に扱える強みそのものだが、はじめは重なっているところが狭いのだ。
どんな評価もまずは受け入れ、改善することで重なりを広げていくイメージを持とう。

これを知る者は、これを楽しむものに如かず

この言葉は、「楽しんでいるものが、学びも早く最強だ」と言っている。

なんのかんの言いながら、この改善を楽しんで行えるのであれば、まず間違いなく強みになっていくだろうし、たとえ大きな稼ぎにならなくても、人生そのものを楽しむ人になれる。

楽しむには「成長」を認識できるようにするのが手っ取り早い。
その方法のひとつが「数値化」で、例としては以下のようなものだ。

  • 勝率:「こうなれば勝ち」「こうなれば負け」と決めておいて、勝率を追求する

  • 失敗率:「これをやったら失敗する」という項目を挙げておいて、「やらかし率」を追求する(当然低い方がいい)

  • タイムトライアル:仕事をやり遂げるのに要する時間を追求する

  • 点数:節目ごとに10段階評価で点数をつけてもらう

追求指標は、評価してくれる相手が何を求めているかによって変わってくるだろう。もっと言えば、追求指標は戦略そのものだ。
状況に合わせた追求指標を決めて、成長を楽しもう!

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