「自分の軸を持って生きる」―永松茂久さんの著書『在り方』が教える、揺るがない自分の作り方とは?
はじめに
最近永松茂久さんの『在り方』という本を読みました。
それについての感想を書いていこうと思います。
僕たちが日々直面する問題や選択の中で、どれだけ自分の価値観や信念に従って生きられているでしょうか?
誰かの期待や世の中のトレンドに流され、自分らしさを見失ってしまうことは少なくありません。
そんな現代において、永松茂久さんの著書『在り方』は、私たちに「どう生きるか」ではなく、「どうありたいか」という視点で自分を見つめ直す大切さを教えてくれます。
この記事では、永松さんの『在り方』から学べる「自分の軸を持つ」ことの重要性、そしてその軸をどのように見つけ、育んでいくのかを探ります。
皆さんの人生におけるヒントを見つけるための一助となれば幸いです。
なぜ「在り方」が大切なのか?
永松茂久さんは、自身の成功と失敗の経験から、私たちがどのように生きるべきかよりも「どうありたいか」に焦点を当てることの重要性を強調しています。
この考え方は、特に現代のような急速な変化や不安定な状況の中でこそ必要とされるものです。
社会や経済が激変する中で、私たちは時に自分を見失いがちです。
永松さんは「自分の軸」を持つことの重要性について次のように述べています。
「軸」とは、自分が大切にする価値観や信念を示すもの。それは、外部の状況に左右されず、自分が本当に何を信じ、どうありたいのかを示すコンパスのような役割を果たします。
「自分の軸」を見つけるためのステップ
永松さんの『在り方』では、「自分の軸」を見つけるための具体的なプロセスが示されています。以下に、その主要なステップを紹介します。
1. 自分と向き合う
まず重要なのは、自分自身と真剣に向き合うことです。
永松さんは、自分の心に問いかける時間を大切にすることを提案しています。
自分がこれまでどんな経験をしてきたのか、どんな価値観を持っているのかを振り返りましょう。
自分が「こうありたい」と感じる瞬間を思い出し、その感覚に忠実であることが、自分の軸を見つける第一歩です。
2. 自分らしさを言葉にする
次に、永松さんが強調するのは「言葉にする」ことの力です。
私たちが考えていることや感じていることを言葉にすることで、曖昧だった思考や感情が明確になり、自分自身の軸がよりはっきりと見えてきます。
言葉は、心の在り方を形にする重要な手段です。
自分の価値観や信念をしっかりと言語化することで、内面的な「あり方」を強固にすることができます。
3. 先人の知恵を学ぶ
また、歴史や偉人から学ぶことも、自分の軸を育む上で大切だと永松さんは述べています。
彼は、自己成長や人間的な深まりを求めるなら、過去の知恵や教訓を参考にすることが不可欠だと言います。
特に、日本の文化や精神性の中には、現代の私たちが学ぶべき「在り方」に関する深い教訓が隠されています。
現代における「在り方」の重要性
特に2020年以降の新型ウイルスのパンデミックは、私たちの生活に大きな影響を与えました。
仕事、家庭、社会との関わり方が劇的に変化する中で、多くの人が「自分の生き方」について改めて考える機会を得たのではないでしょうか。
永松さんは、このような時代だからこそ、流されずに自分の軸を持つことがより重要であると説いています。
社会的な動きや外的なプレッシャーに振り回されるのではなく、自分が「どうありたいか」を明確にし、その軸を持って日々を過ごすことが、混乱の中でも心の安定を保つ鍵となります。
「在り方」を持つことがもたらすメリット
では、自分の軸を持つことには具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?
1. 迷いが減る
自分の軸をしっかりと持っていると、選択や決断が容易になります。
迷った時には、自分の軸に立ち返ることで、何が自分にとって最善なのかが見えてくるでしょう。
これは、仕事や人間関係においても大きな助けとなります。
2. 内面の平穏
自分の在り方に忠実であることで、心が安定します。
他人の意見や社会の期待に左右されずに生きることで、内面的な平穏を得ることができます。
これにより、精神的なストレスが軽減され、心の豊かさが増します。
3. 周囲との調和
自分の軸を持ちながらも、他者との調和を大切にすることが可能です。
自分の信念に従って生きることは、他者に対しても真摯な姿勢を示し、信頼関係を築く基盤となります。
永松さんは、自己主張と調和のバランスが重要だと説いています。
実生活での応用:自分の「在り方」を見つけよう
では、どのようにして日常生活の中で自分の「在り方」を見つけ、活かしていくのでしょうか?
以下は、日々の生活に役立つ具体的なアプローチです。
1. 定期的に自分と対話する時間を設ける
忙しい日常の中でも、自分と向き合う時間を定期的に持ちましょう。
毎日数分でも、心を落ち着けて自分の考えや感情に向き合うことが大切です。
僕も自分の考えを整理する時間を1日の中でなるべく取るようにしています。
自分の考えを整理するときは紙に書き出して整理するのがおすすめです。
自分のことを客観的に見ることができ、思考が整理されます。
2. 日記をつけて思考を整理する
自分の考えや感じたことを日記に書き出すことで、頭の中が整理され、内面的な気づきを得ることができます。
これも、軸を育むための効果的な方法です。
僕も毎日日記を書くようにしており、1日の振り返りをすることで思考を整理しています。
3. 新しい経験や学びを積極的に取り入れる
自分の軸は固定的なものではなく、成長とともに変化していくものです。
新しい経験や学びを積極的に取り入れることで、自分の在り方を広げ、深めることができます。
僕もなるべく色々なところに行ったり、新しい体験をしたりして、新しい経験や学びに触れるようにしています。
ちなみに最近のマイブームはAIです。
まとめ
永松茂久さんの『在り方』は、現代に生きる私たちに「どうありたいか」という根本的な問いを投げかけてくれます。
自分の軸を見つけ、それに従って生きることで、迷いや不安が減り、内面的な平穏を得ることができるでしょう。
この本を通して、自分の在り方を見つけ、揺るぎない人生を築いていきましょう。
ぜひ、永松さんの『在り方』を手に取り、自分の人生におけるヒントを見つけてみてください。
吉村先外