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第19回定期勉強会

こんにちは😊
去る11月10日(木)に、第19回オンライン定期勉強会が行われました✨✨

今回は、”J-workout株式会社”の友田教仁先生から、
「車いすユーザーの声」
というテーマで講義をしていただきました🥸✒️

今回の勉強会では、脊髄損傷専門の施設で働きながら趣味で車いすテニスやバリアフリーダイビングをしている友田先生が車いすユーザーの友人との様々な体験談や「とまり木」という当事者団体の活動について講義が行われました。

まず、「息子とキャッチボールをしたい」胸髄損傷の方との体験談がありました。
そこでは息子と同じ舞台でスポーツをしたいという思いから車いすソフトボールのチームを作るに至った経緯や身体のケアに対する友田先生の認識の変化について話されました。
また、その方との関わりや病院時代の経験から医療は対象者の幸せを実現するための一部であり、退院などの医療でのゴール=幸せではないのではないか?と話されていました。

次に、「ダイビングをしたい」難病の方と頸髄損傷の方との体験談がありました。
そこでは沖縄県にダイビングに行くまでの経緯やダイビングのライセンスを取得するまでの話がありました。
車いすユーザーの方と旅行に行く際に大事なこととして、
・環境の変化、状態の変化に対応する観察力
・あなたとなら挑戦したい。と言ってもらえる信頼関係
が挙げられていました。
また、この2人にとってのダイビングの意味合いの違いや「やってみたい」と思うことを実現する成功体験の重要性について話をされていました。

次に、二分脊椎を有する男の子とその母親との体験談がありました。
まず、母親は障害を有する人やその家族が必要とする情報が少ないことや就労・自立の手段がわからない、相談できる人がいないということを感じていました。
その声から感じる根本的な課題として、情報や仲間がキーワードとして挙げられました。
また、男の子はスポーツの経験などを通して、自分の意見ややりたいことを伝えることができる様になり、「おじいちゃんやおばあちゃんの役に立ちたい」という思いを持つまでの経緯を話されていました。
このご家族との経験を通して、「とまり木」という当事者団体を設立されました。
とまり木とは、車いすユーザーに向けた情報発信体験を通じた仲間作りを活動目的とした団体であり、スポーツや旅行などの情報を体験ベースで記事にして情報発信しています。
✅とまり木HP:https://wheelchairtomarigi.jimdofree.com 
✅とまり木Instagram:https://www.instagram.com/wheelchair_of_liberty/

この活動の一環として、先ほどの男の子は高齢者を交えたボッチャ会を企画・実行されていました。
また、旅行などのバリアフリーに関する情報はここに何があるなどの情報だけの無機質な物が多く、実際に当事者が行ってみてどうであったかのような発信者と利用者が同じ目線で情報を共有できる温度感が重要ではないかと話されていました。

まとめは以下のスライドとなります🙋‍♂️

今回の講義を通して、車いすユーザーの「やりたい」「幸せ」を実現するためにどのような視点で関わっていたのかや当事者目線での情報発信の重要性などを学ぶことができました。また、「障害の有無は関係なくみんな同じ人」「手助けや環境が整えばできることはたくさんある」という言葉はとても印象的でした。🙃🔥

今回も多くの方に参加していただくことができました!
参加していただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました😆🙏

次回は12月9日(金)21:00〜
小柳翔太郎先生(重症児デイサービスあすか)/三谷良真先生(広島県立障害者リハビリテーションセンター)に
「症例から多施設連携について考える」

について講義していただく予定です🙋‍♂️

広島県近辺で活動している方で興味を持たれた方は、是非とも参加していただければと思いますのでよろしくお願いいたします🥺🤲

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