播磨坂(はりまざか)の桜並木
文京区のローカルな桜(ソメイヨシノ)の名所に播磨坂（はりまざか）がある。最寄り駅は茗荷谷だろうか。駅から10分ほど後楽園方面に歩いたところ。坂に沿ってカフェやレストランがところどころにあるがその数は少ない。名所といってもローカルな名所なので大混雑はない。花見客も近隣の住民が中心だ。ゆったりとした、落ち着いた雰囲気がこの地の魅力だ。
来訪した人が驚くのは桜の木が三列に並んでいることだ。500m近い坂を下り切ると右手に共同印刷の本社ビルがある。下り切る方向の先には小石川植物園がある。
環境は良いのだが、飲食の店舗は多くない。花見の時期を除けば、駅から少し離れていて地元の人が中心の土地なので、商売として成立しにくいのだ。個人的によく使うレストランは下り切ったところの右手にあるタイ料理 Arissara (Arissara:leganio写真多数あり）。ここは外観が特徴的だ。そして下り切るまであと少しの左手にあるイタリアンのお店、Pesce。この店はこの地の人に長年親しまれてきた。
播磨坂下には、パン屋さん（ブクタン ブーランジェリー 月曜・日曜定休）がある（ブーランジェリーは自家製パン屋さんのこと）。坂を下り切った正面である。
桜が第二次大戦後植えられたもので、歴史の新しい風景であることは、今一つのローカルな名所の江戸川公園と同じだ。
春になると、播磨坂の桜の様子を見に行く。咲き始めた。満開だ。すでに散り始めた。そんな様子を確認しては家族に報告する。今年（2023年）は、桜を楽しむには天気が不安定だったことが惜しまれる。
「花と日々」さんの2022年4月2日の素晴らしい写真を最後にかかげておく。
アクセス 茗荷谷より徒歩10分。
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