見出し画像

湯立坂 Yutatezaka

 20年近く前にタモリが出版した『タモリのTOKYO坂道美学入門』講談社2004年の中で東京一の坂の評価を受けた坂。調べると、名称や形が江戸時代のものがほぼ維持されている。歴史が古いことは独特の屈曲からも伺える。下りきったところは、かつて千川が流れていたところ。千川を渡り対岸の高いところに氷川神社があり、湯立坂側で湯立を行うなど氷川神社の神事を行ったとされる。
 現在は、坂の左側に、教育の森公園、窪町東公園、放送大学の校舎などが広がる。また右側に最初に見えるのは、重要文化財の銅(あかがね)御殿である。この施設は、公開見学会の時だけ門が開き、内部が見学できる。
    坂を下りると、左手に占春園がある。今では右手に、児童図書の専門店(てんしん書房)、イタリアン・ジェラードの店(スペールフルッタ湯立坂)、極上のチーズケーキの店(パルケ)、そしてロシア料理の店(ソーニャ)が並ぶ(追記 2023年6月 新たにカフェ「Cheryl a シェリル・アー」も開店した)。これらの店舗の前には公園(窪町東公園)があり、さらに広大な占春園が控える。考え方によっては、ここは天国のような空間だ。

アクセス 東京メトロ丸の内線茗荷谷駅より教育の森公園をめざす。教育の森公園右手の坂が湯立坂である。

江戸時代の絵図

湯立坂
湯立坂
湯立坂
湯立坂
湯立坂
湯立坂


main page: https://note.mu/hiroshifukumitsu  マガジン数は20。「マガジン」に入り「もっと見る」をクリック。mail : fukumitu アットマークseijo.ac.jp