占春園 教育の森公園 窪町東公園
「占春園」は水戸光圀の弟の松平頼元(1629-1693)が万治3年(1659年)に開いた上屋敷の庭園とされる。場所は放送大学の建物の裏あたり。アクセスとしては茗荷谷から「教育の森公園」をめざして、公園に入ったら放送大学の建物の裏を目指せばよい。
松平頼元の子頼貞(1664-1744)は大学領を務めたとされる。湯島に昌平坂学問所が開かれてから(1691)は、大学領は朱子学を講じた林家が独占したわけであるから、それはその前のことだろうか。
現在、庭園の原型がどこまで残されているかは、わからない。ただおそらく関係者の努力もあり、ここの自然環境は秀逸である。適度に自然があり、かといって放置されているわけでもない。江戸時代の江戸三名園の一つ。庭園に臨んで嘉納治五郎像がある。近くの筑波大学付属小学校の教育観察園でもある。
ここには東京高等師範学校が置かれ(明治36年1903年)、第二次大戦後は、それが東京教育大学に改組された(昭和24年1949年)。同大学は1978年に廃止され、筑波大学の母体となった。つまり70年余りの長い年月にわたり、この庭園は多くの学生、教員たちの憩いの場であった。
占春園から坂を下ってでたところには「窪町東公園」という小さな公園もある。
アクセス 東京メトロ丸の内線茗荷谷より「教育の森公園」へ向かい徒歩5分。公園に入ったら放送大学校舎の裏手を目指す。
以下は教育の森公園入口の放送大学校舎、占春園に向かう道の風景
窪町東公園の紅葉
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