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本棚の古い本を中心に記録してゆきます。https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/166ad076cdda4396189fce22416ffe8b
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#歴史

猿谷要「物語 アメリカの歴史」1991

 中公新書である。著者は猿谷要(1923-2011)さん。夥しい回数、渡米され、そのたびに自ら車…

細金正人「兜町の四十年」1990

 中公新書である。著者の細金さん(1927-)は東大経済学部を卒業後、日本経済新聞社に入社。…

西川純子・松井和夫「アメリカ金融史」1989

 有斐閣選書である。今回紹介にあたり西川純子さんの執筆部分である第一部の冒頭3章を読み返…

玉野井芳郎「日本の経済学」1971

 昔,この本を読んだとき、官学―東大中心に経済学史を考える考え方にいささか嫌気を感じた。…

牧野純夫「ドルの歴史」1965

牧野純夫さん(1907-1969)は1950年代生まれの僕たちの世代には国際金融学者として知られた人…

沖中恒幸「アメリカの銀行制度」1965

沖中先生(1895-1981)は金融では大きな足跡を残した人だが、残念ながら私は面識を得る機会…

ヌスバウム「ドルの歴史」1957

 名著として呼び声の高い本(Arthur Nusbaum, A History of the Dollar:Columbia University Press, 1957)の邦訳。訳者は浜崎敬治さん。日銀では調査局や統計局などで仕事をされ1959年に帝人に転職。この邦訳は帝人に勤めながらの労作(1967年法政大学出版局刊行)。浜崎さんにはこのほか統計に関する共訳書もあるようだ。  アメリカには自由銀行(free banking)の時代と呼ばれる時期がある(第4章)。建国時か