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アトピー考 その13 ー呼吸

アトピーについて考える。1つ目は身体の緊張とアトピーの関係について、2つ目は喘息とアトピーについて、3つ目は体温について、4/5つ目は感情について、6/7つ目に脱砂糖について、8つ目に求められる即効性とタイムラグについて、9つ目では身体を振り返る、体調を知る方法について、10回目は着る服について、11回目はお医者さんとの関係について、12回目はカミングアウトについて私見を書いた。

13回目の今回は呼吸について考えた。

アトピーは皮膚病である。皮膚は呼吸する。皮膚を通して呼吸する。この皮膚呼吸と口から肺の呼吸はどういう関係にあるのかは自分は専門家ではないから分からないし知らない。ただ、アトピーであるが故に皮膚呼吸が出来ないか出来ても浅く不十分な呼吸となっている可能性が高い。十分でない皮膚呼吸が肺の呼吸に負担を及ぼしている気がする。

呼吸は(特に意識として)吐くことから始める。産まれた赤ちゃんがする最初の呼吸は泣くことで吐くことから始めるそうだ。逆に死ぬときは最期に吸ってご臨終となるそうだ。一般的な呼吸法は吸うことから始めているがそうではなくまず吐くことから始める。

吐いて吸う。吸って吐く。どちらから始めても同じではないかと思うだろう。しかし、吐くための筋肉の方が吸うための筋肉より強いし良く働く。吐くことの方がコントロールし易い。まず意識して吐く。(極端に言えば)吐ききったら意識して吸わずとも自然と勝手に吸える。深呼吸する際まず吐くことから始めることは重要で大切。

呼吸は自律神経に大きく関係していると言う。アトピーも皮膚呼吸に影響している。アトピーの人は皮膚呼吸が不得手だ。つまり下手だ。皮膚呼吸による自律神経への影響もあると思う。更に言えば、皮膚呼吸が不得手であることで汗をかけないかかきにくい体質であることにつながる。あるいは逆に不得手の理由が汗をかけないからなのだろうか。どちらが正しいかはニワトリが先かタマゴが先かで分からない。いずれにせよ汗をかき体温調節し老廃物を排出する機能が適切に働かないことが肺の呼吸に負担をかけている。

「アトピー考 その2 ―喘息とアトピーー」で触れたが喘息にしてもアトピーにしても水に関係する病気であると書いた。汗をかくことで水を体外に排出する代謝機能が上手く働いていない。これがアトピーの一つの側面なのである。

そこで肺の呼吸機能を高める必要がある。人間として誰でもそうなのであるがアトピーの人は浅い呼吸から深い呼吸に意識して変えることで身体の機能が上手く働き出す。そんな体感が今まであった。呼吸を深くして血流を良くしリンパの流れを整える。

呼吸を整えることで痒みを柔らかくしアトピーの症状を減らしたり出来る。毎日意識して深呼吸を取り入れる。そうすると心も落ち着く。

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