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ケチャップでお店の賑わいを取り戻す?!

デンマークの銀行の最大手「Danske Bank」のレポートによると、先月2月のデンマーク消費者支出は前年に比べて13%も落ち込んでしまったそうです。

それもそのはず。デンマークはロックダウンの影響で、ほぼすべてのお店が閉まっていたのでお買い物に行こうにもお店が開いていない 😅


ただ、感染者の伸びはだいぶ改善したので、3月1日からは小売店の開業はOKになりました。

Danske Bankのレポートによると、3月1日の小売店の売上は2月に対して驚きの300%増。昨年の同時期に比べると30%も売上が増加したそうです。


たしかにオーフスの目抜き通りを歩いていると、どこもセール中。

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50%引きは普通なレベルで、すごいところは7割引きのところも!

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ちょっと驚いたのは、高級時計・宝飾屋さんに行列ができていること。

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面積あたりの人数制限があるので、入店人数を制限しないといけないのですが、わざわざ外に並んでまで高級品を買いたい人たちが多いことにちょっとびっくり。(しかも平日の夕方4時半に!)


Danske Bankのレポートによると、クリスマス、1月、2月とロックダウンで消費できなかった鬱憤によって3月・4月の販売は好調になる見通しだそう。

今年の夏の段階ではまだ海外旅行に行けるような状況になっていなさそうなので、逆に国内でのお買い物需要が増えるという予測もあるそうです。

ロックダウンで抑圧されていた物欲が解放され、その力が国内の買い物に向かうというシナリオなのですが、こちらでは「ケチャップ効果」と呼ぶようです。

逆さに置いておいたケチャップの蓋を開けると、ドバッと出てくるケチャップの例えで、今年の春・夏商戦は「ケチャップ効果」でイケイケ・ゴーゴーな感じになるかもしれません。

さて昨年の夏、コロナの影響で空き店舗が目立ち始めたという記事を書きました。残念ながら、あれから空き店舗はもっと増えています。内心とても心配なので、ケチャップ効果の勢いで、少しでもお店の賑わいが戻りますように!



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