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通じない英語を作るのは別に日本だけではない

アメリカやオーストラリアの現地で英語を使い始めると、「えっ、これ和製英語だったのか?!」と気がつくことが多々あります。

その中の1つが 「SNS」 という言葉。

日本では、Facebook、Twitter、Instagram、TikTokなどなどを総称して、ソーシャルネットワークサービス(SNS)と呼ぶことが一般的です。一見すると英語っぽいですが、海外では全然通じない〜💦

それではSNSのことを英語でどう言うかというと、Social Media と言うのが一般的。

そして、言語体系が英語に近いデンマーク語でも、SNSのことは Sociale Meider もしくは英語のまま Social Media と言います。

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でも、デンマークでも外国では通じないデンマーク製英語(?)が存在します。

それは「SoMe (ソーミー)」という言葉。

初めて聞いた時には、「んっ?ソーミー?何それ?」と思い、はてなマークがぽんぽん・・・

よーく、話を聞いていたら、なんと Social Media の頭文字2文字を取った略語

へー、Social Media を SoMe って言うんだ〜。と思って納得していたら、当のデンマーク人の同僚達は「えっ、外国ではSoMeって言わないの?!」と逆にびっくり。

英語として通じないという事実が半信半疑だったみたいですが、一緒にGoogle 検索してみたら、やっぱり英語のウェブサイトで「SoMe」と表現しているところが見つからず、かなり動揺してました 笑。

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ちなみに、デンマーク語版WikipediaでSociale medier の説明を開くと、👇のようにちゃんと略語が記載されています。

Sociale medier (forkortet SoMe) er internet-Apps der muliggør・・・

一方で、Wikipediaを別言語に切り替えると SoMe の記載がなくなるので、やっぱりデンマーク語独特な言い方のようです。(あっ、でもノルウェーとかスウェーデンなら近いので同じような言い方をするかもしれないです。)

まぁ、Social Media を普通に略すと SM。ちょっと違う意味になりかねないので、SoMeにしたのかもしれません(めっちゃ憶測です) 

和製英語やデンマーク製英語など、英語のようで英語でない英語が生まれているということは、英語が世界の共通語になっている一方で、各国で独自進化を遂げてバラバラになっているってことでもある。なんだか面白いなぁ。

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