フランスでの生活を始めた・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第44話>
引っ越したAix-en-Provenceの町は統計データによると人口15万人くらい。
ローマ時代に起源をもつ町のようです。Aixの語源は「水」と関係があるらしく、街中の多くの場所から水が湧き出しており、大小の噴水も多く、水の都と呼ばれています。ラテン語の「水」(アクアAqua)と関係があるのかもしれません。
Aix-en-Provenceの日本人
Aixの町は印象派の画家セザンヌの生誕の地で、芸術関連の大学があり、学生も多くて華やかです。しかし、残念ながらマルセイユ近郊には日系企業はないため、企業関連の日本人家族は住んでいません。
数は少ないですが、フランス人男性と国際結婚をした日本人女性が何人かいて、我が家の息子たちと同年代の子供達もいるようです。ただし、その子供たちはフランスの地元の学校に通っているみたい。
その方達を通じて少しずつ交流を広げていき、なんとか生活を続けていくことができそうです。
小学校への通学開始
子供達(長男トモ、次男アッシュ)は、入学を申し込んでおいたAix郊外のインターナショナルスクールに通い始めました。
ヨーロッパ各国からマルセイユ近郊に来て住んでいる家族の子供たちが通っているようです。イギリス、ドイツ、イタリア・・・。 ヨーロッパ以外にも、オーストラリアやケニアの子供もいるみたいです。
通学を始めてみてわかったのですが、インターナショナルの学校だから英語(のみ)での授業かと思ったらちょっと内容が違っていました。
午前の授業
1時間目 英語
2時間目 英語による算数
3時間目 英語による理科
イギリスの2年半の生活のおかげで、トモもアッシュも、ここまではなんとか大丈夫ですが、
午後の授業
4時間目 フランス語
5時間目 フランス語による社会
というカリキュラムでした。
二人とも、もちろんフランス語は話せません。(私自身も話せませんが)
ヨーロッパ各国からの生徒を受け入れているために、初心者向けのフランス語指導はあるみたいですが...。
また、それらの子供たち向けに、イタリア語・スペイン語・ドイツ語などの補習授業もあるようですが、当然日本語の補習授業はありません。
子供たちから苦情を言われました。
「インターナショナルスクールだって言うから安心してたのに、違うじゃない。お父さんの嘘つき!」
「ごめん・・・」と謝るしかありません。
私はフランス語については何の手助けもできません。
イギリスに家族を呼び寄せた時の苦労の繰り返しとなってしまいました。何とか子供たちが早く学校に馴染めますように...。
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