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イギリス・フランス5年間の赴任生活

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40才代の5年間、イギリスとフランスの子会社に赴任し、家族も一緒に現地駐在員として海外生活を送りました。 見知らぬ異国の地で日本人家族が生活するのはとても大変。海外生活に興味のあ… もっと読む
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#フランス語

フランス人は英語嫌い?・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第50話>

日本で時々聞くうわさ話に、フランス人は英語がわかっていてもわざと話さないというのがあります。 私の経験としては、ケースによりけりで、確かにそういう時もあります。 1)町の観光店 客に物を買ってもらうことが最優先。観光客相手にフランス語だけで通していたら商売にならないですから、英語があまり得意でなくても、一生懸命対応してくれます。 おかげで私達家族もフランスでの日常生活を無事始められています。 2)公務員(地方のお役所) ダメですね。 滞在許可の申請にいつも行く役所の担

フランス語の勉強で再発見・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第49話>

フランス語の勉強を続けるうちに、「なるほど!」と改めて認識したり、長年不思議だなと疑問に思っていたことが解決して感動したりしています。 ◆ パンのクロワッサン (Croissant) とは、もともと三日月という意味らしい。 確かに、形が似ているね。 ふむふむ。 ◆ 教会や学校の名前として時々耳にする「ノートルダム」はNotre-Dameと書きますが、英訳するとOur Lady (私たちの貴婦人)。このLadyは誰のことかというと聖母マリアのこと。 フランスに来る前にイギリ

語学の学習は食事から・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第48話>

二人の息子たちが通い始めたインターナショナル小学校は、当初の予想とは違って英語・フランス語併用の学校でしたが、幸い二人とも登校拒否にはならず なんとか毎日通っています。 フランス語の授業も受けているようです。家に帰って来てから、宿題でフランス語の発音をさかんに練習しています。フランス語の母音にはアとエの中間的な発音やエとウとオの中間的な音などがあり、発音がむつかしいですね。ちなみに、住むことになったこの町の名前Aixの発音は、アクスでもなく、エクスでもなく、アとエの中間的な発

フランスでの生活を始めた・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第44話>

引っ越したAix-en-Provenceの町は統計データによると人口15万人くらい。 ローマ時代に起源をもつ町のようです。Aixの語源は「水」と関係があるらしく、街中の多くの場所から水が湧き出しており、大小の噴水も多く、水の都と呼ばれています。ラテン語の「水」(アクアAqua)と関係があるのかもしれません。 Aix-en-Provenceの日本人 Aixの町は印象派の画家セザンヌの生誕の地で、芸術関連の大学があり、学生も多くて華やかです。しかし、残念ながらマルセイユ近郊に