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廣瀬碧季
2020年11月5日 12:28
幸せな毎日でした。一緒に居れるだけでよかったのです。でも私のそんなささやかな幸せは一瞬にして奪われてしまいました。今日は私のそんな話を聞いてください。私はそのころ大介という人と付き合っていました。大介とは高校時代から数えて、八年も付き合っていて、一番心を許せる大切な人でした。傍に居れるだけで幸せで、私はこの人と結婚するんだと決め込んでいました。それは大介も同じだったようで、私の誕生日が近づ