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たかが100円、されど100万円。②

100円受け取れるようになれば、100万円も受け取れる。
そうなれたら……

さぁ昨日の話のつづきだ。
「たかが100円、されど100万円①」
https://note.com/hiroreiko/n/nfd9c4edf0329

100円を10年受け取らなかったぼくは、ユーチューバーやブロガーなどの下衆な話題で注目を集めるものや、これ見よがしな物で釣るものにいい加減辟易していた(へきえき=嫌気が差すこと)。

だからちゃんとやっている人にはもっと受け取ってもらっていいとも思っていた。そこでぼくはこんなコメントをした。

非常にユニークな着眼点、おもしろいです。私自身は有料化で300円程度の物は触手が動かないほうでしたから逆に違う視点で買ってみようという発想は素直に面白いな、と想えました。そういうことをしてくれる人は有料記事を書いている人にも朗報ですね。

すると、宮咲アンナさんという方がこんなコメントを続けた。

ひろ&れいこさんへ。私は300円とか200円とか格安で販売していますが、安くても内容はそれ以上の価値あると自負しています。よかったらチェックしてくださいね。
マガジン2つに有料のは入れています。ライフスタイルとビジネスその他です。
よそ様のコメント欄で失礼しました。

アンナさんはぼくの、ちょっと否定的なニュアンスに反応し、「自分はきちんとやっていますよ」という声を上げたのだと思う。そういう反応があるかもしれないとは思っていたし、アンナさんのことを言っていたわけではなかった。が、こういう人もいます! と声を上げ、ぼくに訴えたのだ。

さらにははなこさんという方が「スキ!」を付けてくれていた。彼女はうつ病の重度障がい者で200mも歩けないという。だが彼女は人のところに行って「スキ!」を付けるのがスキだという。そんな彼女の純粋さと素直さが人から応援を次々と受けるのだろう。

ぼくは、要領よく高いお金をたくさん受け取っている人に腹を立てていた。その一方でアンナさんやはなこさんのように実直で誠実にやってある人には頭の下がる想いだった。というのもマジメに実直にやってある方は何かのギフトを持ってあるからだ。

ぼくはと言えば、ほんとうにあまのじゃくな人間だ。小学校の度重なる転校で苦労した経験から、クラス替え後、みんなの人気者になったかと思えば転校時の編入後、なかなかなじめず輪の中に入るのにも苦労した。厳格でヒステリー気味の父と、何を訴えても響かない天然な母との間で、ひどく精神がねじまがってしまった。

だからこそ必死に人生を変えたい、少しでも良くしたいと思い、次から次へと教えを学んだ。健康法、健康食品もありとあらゆるものに手を出した。そうやってピラミッドを積み上げては崩し、積み上げては崩し、してきた。

その結果、100円すら受け取れなかった自分が、100万円でも受け取れるようになった。ただ間違ってほしくはないのが、100円をもらう気持ちと、100万円を受け取る気持ちは、世間で言われているようなものではなかった。

キチっと提案し、100万円を受け取れるようになったいまも、貸した100円を返してもらうのと精神的には変わらなかった。どう想われるか? という反応は付いて回るからだ。

だから多くのお金を受け取ろうと想ったら、少しずつ金額を上げ下げし、自分の気持ちの変化を味わうこと。そうすればだんだんとより多くのお金を受け取れるようになる。

もちろんそれにはきちんと相手の懐に響く提案ができなくてはいけない。だが結局は、言えるかどうかだ。言えて、それなりの理由をちゃんと言えるようになれば、受け取れるようになる。

ぼくは100円を受け取らなかった。ヘタな応援もしないし要らない。それが正義だと思っていた。

だがふと、いいのには「スキ!」を付けてみようと想った。アクセスを増やすとかそういうのではなしに。そうしたら思いのほか少しずつリアクションの流れが出てきた。

はなこさんの「スキ!」を付けたり100円の値を付ける行為は、10000円の価値あることだろう。

たかが100円、されど100万円の価値にもなる好意(行為)なのだ。

おわり。次回は私と妻のれいこがどういうカウンセリング、コーチ経験を積んできたか。またどういうテーマを扱ったか。それによってどうなって行ったか。お話ししよう。


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