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たかが100円、されど100万円。①

【少しぼくのプロフィールを兼ねて】

きょうは少し、自己紹介を兼ねて
100円が、ときとして100万円分の価値がある、という話をしたい。

先日、こんな記事を書いた。

「ぼくがnoteを有料化しないわけ」
https://note.com/hiroreiko/n/n904f2b20e441

これはちょっとだけ記事を書いてすぐ「続きはこちらで○○円」と値段を付けお金を払わせるものに嫌気が差して書いたものだ。

そう言うには自分なりのポリシーがあった。380円とか小さな値段を付けるくらいなら思いっ切り語ってくれた後に、この分は4,980円とか9,800円とか高く値を付けてくれよ。ほんとうに心に響くものだったら買う人はいるから、という考えからだった。

僕自身、教え(人生の知恵)というかたちのないものを学ぶのに、お金に糸目を付けなかった人間だ。30年をかけ、妻の分と合わせると、庭付きの家が3軒買えるほどお金をかけた。

なんとしても自分の人生をよくしたい。そのためにはお金には糸目を付けないという考えだった。

だがだからと言って、有り余るお金があったわけではない。給料の半分以上をセミナーにつぎ込む。まさにエンゲル係数ならぬ自己啓発投資係数が異様に高かったのだ。

それだけに飽き足らず、その教えが正しいか、どういうときに当てはまり、当てはまらないか。この人のトラウマのときは効くか、こういうタイプの人にはどうアドバイスすればいいか、検証してきた。

教えの披露には惜しみなくし、お金はどこまでももらわなくてもいい。ある一点(個別的に教える)とき以外は――としていた。それがこんなことをし続けてた理由だ。

ひろ健作「引き寄せの法則」を教える
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2793619&id=74536792

それだけ与えることに惜しみなくやってきた人間だが、その一方でぼくは、異常に相手の顔色やものごとを気にする性格だった。朝相手が挨拶してくれなければ一日中「何がいけなかったんだろう……」と勝手に気にし、高校浪人の頃、500円貸した友人に「あのときの500円返してくれないかな」と言えずに半年間悶々とした。

会社に入っては、「休ませてください」のひと言が言えず、3日間もだえ苦しみ、休みの前日の夜に上司にようやく言えたという、いまのHSP(繊細さん:武田友紀さん著書で有名、名付け親山口由起子さん)を上回るSHSP(スーパー・高・センシビリティー・パーソン)と言える人間だった。

その感度・感受性は、クライアントが発する声に共鳴し、トラウマ部分に触れたら3日間寝込む。邪気を感じ、風邪を引く。頭痛がする。心臓が止まりそうになるほど苦しくなる。というものだった。

だから100円をもらおうにも相手の顔色や自らの負担感があったのも事実だ。もらうことはそれだけ価値を返さなければならないという呪縛にとらわれ、教えてもらうことには糸目を付けなかったのに、いざ自分が教える立場になると、1円ももらわないという状況が10年以上続いた。

そういう経験をしてきたから、ポっと出の人が「起業」と称し、教えはじめてお金を何万も取る人に正直、激しい怒りを感じていたのだ。

オマエ、ようそんなしょーもないアドバイスで金とるなあ と。

特にユーチューバーとかブロガー、アフィリエイターと称する人には要領よくカッコよく見せてすぐあざとく金を取るヤツがいる。そんなヤツらを許せなかったんだ(正直観ていて雰囲気の悪さから気分が悪くなったことはしばしば)。

しかしそうは言っても面白がって観ている人はいる。他人には余計なお世話かもしれないし、もっと言えばどんな批判でも物ともせず炎上すらも反響だと信じて疑わないヤツから攻撃を受けるかもしれない。だとしたらぼくは声は小さくしてできるだけ限られた空間でのみ吠えていようと思っていた。

さてそんなぼくだがいまの若者同様昔は友だちが欲しくて、片っ端から異業種交流会に参加したこともある。宇宙のことを考える会とか自分発信の会とか何かを持ち寄って語る会とかだ。

だが元々の性格もあって、ひどく疲れていた。人の顔色を気にし過ぎ、疲れ果てていたのだ。それもある教えをマスターし、訓練をして力を付け乗り越えたが……(うーん、書けるなこの話は。あんまし長くなりそうだからもうそろそろ止めよう。)

だからセミナー・コーチ業を10年間無償でおこない力を付けた後は少しお金をいただいたほうがいいと感じ、値段を付けて行った。1万円、2万円、3万円、7万円……と。複雑に入り組んだトラウマを解きほどき、次のレベルへと進んでいく力を得ていただくにはそのくらい受け取ってもいいと思ってのものだった。

100円をもらうのに死ぬほどひと苦労したから、大して中身のないものに高額の値段を付ける人や、それに群がる人にも腹を立てていたのだ。

そんな想いを胸に秘めながら、昨今のインスタやnoteなどで上手に、鮮やかに、センス良く、さもやってマッセ! みたいに女の子や男性陣が見せているのを観て再び腹を立てていたのだ。

もうちょっと社会勉強し、経験を積んでから物を言えよ、と。

偉そうに人生を語る、みたいなのを観て、ある時期死ぬほど悩まされたときに、決して諦めず、道を探し求めて行った経験からそう想っていたのだ。

人生を変えた、体験に基づいた物語「エレナ婦人の教え」
https://note.com/hiroreiko/n/nc1658cc508ac?magazine_key=mf05db14743fe

そんな自分でつらつらとnoteを書いていた。ぼく自身facebookやインスタの盛った写真で「いいね!」の押しあっことかしたくないし、ミクシィのときにさんざん人とからんで疲れたからもうそういうのはしないと決めていた。

それがふと、「スキ!」を押してくれた人の記事を観に行ってみようという気になり、気に入った記事には「スキ!」を押してコメントしていたところ、思わぬコメントが入った。

それがコレ
【個人企画】有料noteをください! 1万円分読みます。(フクイチさん)
https://note.com/1s100million/n/n5ecbfe8921da

○○円ください! じゃなく、払うから有料noteをくださいよ、というもので、なかなかユニークな発想だな、と想ったからぼくはこんなコメントをした。

「たかが100円。されど100万円」②
https://note.com/hiroreiko/n/n6127ba9bff2e

へつづく……。

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