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トラウマの闇はどこまでも追いかけてくる。

最近。トラウマという言葉が世界共通言語のように使われる。

きょう観ていた映画でも「トゥラウマァ イズ……」などと表現し、あたかも誰にでもあるごく普遍的なものの言葉として扱っていた。

この、トラウマ……

じつはこれ、よくカウンセリングやセラピー、ヒーリング、スピリチュアルワークショップなどで“消えた……”などと称す。施術やワークなどで深い根っこの部分が癒され、消えたなどと言って本人が告白し、そのセッションがいかにもスゴイみたいなふうに言うのだ。

だが……。それは甘い。ひとつ消えたように想っていても、じつは虫歯の病巣みたいに根っこはいくつも分かれており、そこから派生していくつもの確執がまるで鍾乳洞の洞窟のように入り組んでいつまでも消えないからだ。

なぜか?

それはワークで一瞬消えたかのように想えても曲がった反射神経はそうカンタンにはまっすぐにはならないからだ。

実例を挙げよう。

ある心理カウンセラーは引き寄せの法則を教えている。子ども、夫と別れ、好きなことを好きなときにし、好きなところへ自由に旅する生活をしている。

あぁこれで万々歳と言いたいところだがそうは問屋が卸さない。彼女を観れば引き寄せで集まる負のエネルギーにやられて、片方の目が開かなくなっているのが手に取るようにわかる(往々にして弱いほうが開かなくなる。ほかにもいろいろな場所に影響が出ることあり)。

ある日のこと。突然からだに激痛が走り、動けなくなった。

なぜ、こういうことが起きるのか?

それは根っこの部分でまだトラウマが完全に解消できておらず、上からペンキを塗るように解消したと本人が想っているだけだからだ。からだや精神の奥に眠るトラウマの根っこは意外としぶとく、表に出るのをいつかいつかと待っている。そのことに気づかずスルーしていると、突然表に出てくるのだ。

私はこういう例をいくつも知っており私のところに駆け込み寺のようにやってくる人たちを観ているのでわかるのだ。

クライアントに伝える際はくり返し、表層の薄皮をはがしていくように癒していくこと。そうして深いところへもアクセスし、少しずつ気づきやさしく浮かび上がらせていくこと。それこそ野菜のアクのように。そうすれば痛みや傷付くこともなく、癒されていく。

そうすれば10年、20年、30年先に起こることを先取りし、予防し、問題を消すことだってできる。運命を変えることすらもできるのだ。

トラウマを生かすも殺すもこちらの働きかけ次第なのだ。

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