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病を治し、運命を好転させていく方法006 からだに悪い物を食べてなぜ治るのか?

(最初から読みたい方)
「病を治し、運命を好転させていく方法001」
https://note.com/hiroreiko/n/n22e9d707f301

玄米菜食、少食、糖質制限、グリーンスムージー、果物・ナッツ食、漢方薬膳、酵素、ビタミン・ミネラル、青汁、……etc.これらの健康食、健康法、自然療法をやってもからだは良くならなかった。

なぜだ! なぜなんだ!!

これだけやっているのに! たぶんあなたもそうだろう。健康に留意し、これを食べれば病が良くなると称するものをさんざん試してきたはずだ。なのに一向によくならない。

しびれを切らしたあなたは天を仰いで嘆く。ちきしょう! 天なんてクソくらえだ。うそつき! これっぽっちもいいことないじゃないか!

そのときだった。医者もへったくれもあったもんかと想ったあなたはおもむろにコンビニで買った1切れのパン。1杯のコーヒーを手にし、味わう。

ひとかじり。ほんのりと甘みの付いたパンは砂糖とバター、一部マーガリンPH調整剤などからだによくないとされるものだ。一方コーヒーもカフェインがあり刺激物。習慣性がありからだにはよくないとされる。

ところがだ。ひとかじり、ひと飲みして行くと、ほんのりとした甘みが口の中に広がっていく――。まるでそれはワクワクとした夢の世界が口の中で広がるようだった。

<おいしいなぁ……。こんなにウマいものを手軽に口にできるなんて……>

さっきまでの怒りはどこかに消え、ほんのひとときの味わいは静かなる感謝を呼び起こした。

<ありがたいな。こんなに美味しいものを提供してくれるなんて……>

病に感謝し、食に感謝せよ、なんてよく言う。しかしものごとがうまくいかないときに感謝もへったくれもあるもんか。

自然食を食べ、自然療法をやっていたときは、いくらやっても一向に良くならない現状に腹を立てていた。努力が報われないことにイラついていた。

だがいまはちょっと変わってきた。力を入れず、ほんのちょっとしたぜいたくを楽しみ味わう。たったそれだけのことなのに美味しくしあわせを感じる。そのことがストレスを軽減、症状を良くさせたのだ。

からだにいいものをと自然療法家は言う。たしかにそれは正しい。しかしそれがストレスとなってしまっては本末転倒だ。むしろからだに悪い物だとしても、そこにささやかな喜びがあれば、感謝が生まれてくる。そうした感謝は当然からだを良くしてくれるのだ。

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