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#27 良い上司から学ぶ、マネージメントの極意とは?

おはようこんばんは!悩める中間管理職のひろぽんです。今回もサラリーマンの皆様に参考になってもらいたい、力と勇気を与えるべく、お話ししていこうと思います。

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今回の話は、今の私の上司(部長)の話です。これまで多くの上司に仕えてきました。入社した〜管理職に着任するまでは雲の上の存在のように感じていましたが、今では、流石に身近に感じ、いろいろ観察しています。

今の上司は久しぶりに?に年上の上司になり、私は素直に対応できていると感じています(笑)

というのは、最近は、昇進の遅れもあって、ここ5年くらいは私より年下の上司になったりして、私に取っては辛かったです。私が昇進が遅れていることを能力をダメさと決めつけて(それも間違っていないかもしれないけど)、簡単に言えば、小馬鹿にする、ひさすらマウントを取ってくる態度は、本当に疲れました。(これに関連する話は第6話で話しています)

その反動なのか?

見習う点が多く、参考の上司像として観察しております。その中で気づいたことを話したいと思います

1.大局観の意味を知った
ホテル業界におります。ホテルは今、大変な状況です。これまでの顧客層やコンセプトだけで商売しても売上の上昇(コロナ禍前の状態)は望めません。そのため、あの手この手で新規の施策を練っていますが、補助金を活用など、急ぐあまりに拙速さもあり、対応漏れや遅れも生じます。

そんな中で、大量発注案件だと納期が計画通りにならない案件が途中で発覚した案件がありました。

ネガティブな情報であり、上司に報告する必要がありますが・・・これまでの上司であれば

「なんで気づけなかったのか!?。社長が言っている計画に合わせられないとかおかしいし、納期は事前に確認するのだろう。お前の責任なんだから、なんがなんでも納期を縮めろ」

くらいに言いかねいと思いました。

(実際は竣工時期は話しておらず(見積もりも出してもらっており、在庫があるものとこちらも思っているため・・・)相手からも全部やると時間かかるとは言われておらず)

説教覚悟で報告しました。そしたら・・・

「そうか・・・ま、でも費用対効果があまり望めない工事だしな。前の違う工事と混同して納期を勘違いしたってことにしておくか?」

なんと、お咎めなし。

しかも、上司自身、社長命で動いているけど、実際は費用対効果に疑問視していて、あまりやりたくないみたいで、気が変わって中止になってもいいくらいも気持ちを持っていたようでした

①社長が言っていることを守らない部下を叱る上司
②社長の言っていることも疑問視し、今の状況での最適解を考える上司

どちらが、リスペクトできる上司か・・・答えは言わずもがなです。

私は”大局観”の意味合い・・・その判断・行動の仕方を目の前で知った感じでした。「状況に合わせた対応」とはこういうことだな。と思いました。

そういう対応だと・・・

2.「この人のために自分は頑張る」って気持ちになれます。
決して叱らないから「この人のために頑張る」ってそう単純なものではありません。つまり前述の話でも、納期遅れについても、矢継ぎ早で急がされたために起きたことも否めないことを上司は理解してくれていると思いました。

ビジネスにおいて返報性(他者から何らかの恩義、恩恵を受けたら、そのお返しをしなければならないという、暗黙の社会規範:心理学用語)って大事だと思います。今のケースの場合は、寄り添って理解してくれる上司の下で仕事をしていると、その恩返しを部下もしたくなる(少々のきつい仕事でもきっちりこなす、仕上げる)気持ちになります。それはいい意味で大切なことだと思います。

部下を守ってくれたら、部下は上司のために身を捧げる気持ちになるのが普通だと思っています。逆も真なりで、部下に説教だけして、マウントばかり取る上司は、この人のために頑張る気持ちは全く芽生えません。(←これも返報性の原理:敵意でを向けられると、仕事をしない(生産性が下がる)気持ちになる。)

3.自分も鍛えられている!?
今の上司は、”温厚の上司”だと思います。それ故、自分の性格とも異なるのですが、温厚ゆえに、ことの重大さに気づけない部下がいることに気づきました。ある施設の機器故障によるホテルの宿泊可能部屋が減少した件がありましたが、本人は怒られなかったことで、思っていた以上にクリティカルな事象と思わなかったようでした。

私は、改めてその事象の重大さを伝えて、緊張感を持たせるように指導しましたが・・その時に私はハタと気づきました。

「これは、私が動かすために、上司が仕組んだ(あえてやっている事)のか?」

流石に上司本人には聞けませんでしたが、そこまでであれば、これは真似できないと思いました。上司がそういう役回りであれば、私はそれを部下に響くように再指導(性格や特性を見て、上司の言わんとしていることを響くように改めて伝え直す)するのは、私の役目と自覚しているので、私はそれを自然にやったに過ぎませんが・・・

ただ私の役割がきちんと果たすことができ、どちらにしても、仕えやすい(仕えていきたい)上司だと思いました。


以上のように、今の上司から色々学んでおります。

やっぱりキャリアの差なのか・・・。相性もあるかもしれませんが、少なくとも、今の上司も悪口を言う担当は誰もいません。久しぶりのことです(笑)

上司はよほど特殊な環境でない限り、私たちの意志で変えることはできません。いい意味で、キャリアを積んだ(年齢が上の)上司がいる今がチャンスなのです。素直な自分で仕事をしている今を大切に、次のステップに向けて自分を見つめ直していきたいと思います。

来週もまた聞いてくださいね。

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