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止まれ

先週から体調が優れない。

頭痛。気圧の影響か。スマホの見過ぎか。
喉の痛み。咳。風邪をひいたみたい。

鼻の奥から始まるジリジリとした痛みは、だんだんと喉元へ降りていき、そして、次第に治っていくだろう。

そう思って、自己治癒力に任せる。

身体を温めて、静養する。
布団で早めに寝る。

だけど、治らない。
いや、治ってはきている。
ただ、私の期待する速度で治っていないだけ。

働いていた時は、気を張っていたからか、風邪はほとんど引かなかった。(頭痛は定期的にあったけど。)

コロナもあったし、少しでも風邪症状が出たら、仕事場に迷惑をかけたり、仕事ができなくなるから、気をつけていたのもある。

退職して、気が緩んだのかな。
それ自体はいいことだ。

体調を崩すことで良いことは、
普段の健康な状態が、
いかに幸せかということに気づけること。

喉が痛まない。
息が吸える。
身体(頭、背中)に痛みがない。

身体に痛いところがあるだけで、不快だ。

身体に痛いところがあるだけで、
動くのが、おっくうになる。

めちゃくちゃ快調じゃなくても、
普段の健康な状態であれば、

もっとゆったり眠れるだろうな。
もっと活動できるだろうな。

それは、健康な時には、思いもしないこと。

不調は、すでにある幸せに気づかせてくれる。

すでに、願いは叶っていたことに気づかせてくれる。

ゆっくり眠れる生活。
ひとりで過ごせる時間。

沖縄に住むことが夢だったから、
沖縄で暮らせているだけで、夢が叶っている。

毎日、家の窓から見える景色は、沖縄の海は見えない普通の街なんだけど、太陽の白く眩しい光や、暖かい風の温度を感じると、うれしい気分になる。幸せだなあと思う。

幸せだなあという気分を味わっていたのに、体調不良が起きて、これは、体調不良でもその幸せを感じられるのか、というお試しなのではないかと思ったりもした。

毎日幸せであることに、罪悪感もあったから。
こんなに幸せでいいのだろうか。

そんな気持ちが、体調不良を呼び寄せたともいえる。

体調不良であれば、何もしないで静養する理由ができる。

ゆっくり寝ていても、後回しにしていることをやらなくても、体調が悪いことを理由に、許される。

そんな気持ちが、体調不良を呼び寄せた。

誰も、私がゆっくりすることを咎めたりしないのにね。私が一番、私を咎めているだけ。

幸せな生活も、体調不良も。
私が願った通りに、なっただけ。

体調不良を叶えて、
文句を言っている場合ではない。

しっかりとすでにある幸せを喜ぶ。

堂々と今を喜ぶ。

これからの不安はもちろんある。
だけど、その不安で今を潰さない。

体調不良でなければ、あれもこれもできたのに。

とか、思うけど。

健康な時にしなかったことは、実はしなくていいことで、やりたい事ではないのかもしれないね。

あれもこれもしなきゃと自分を追い詰めないで。

それをするのは、なんで?

いまの私に必要?

行動を止めて、一時停止。
限られた時間を、どう使うのか。
その行動が、どんな道につづくのか。

進む前に、選ぶ前に、
ちょっと立ち止まってみよう。

いまの私を止める為に、
体調不良が起こるとも言える。

私、自分の望みとは違う行動をしていたのかな?

なにかズレている?

なにがズレている?

私を守る為に、身体がストップをかけてくれたのだ。ありがとう。

まずは、体調を回復します。

まじで、なにがズレている?

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